野良犬が子犬を六匹も家の空地で産んでいるのが見つかり、沢山の人の協力で子犬もあと一匹までにこぎつけました。母犬は我家で飼うことにしたのですがこれが悩みの種。どんなにしても抜け出すのです。吠えなかった犬なのに、吠えながら脱走したので後を追いかけると、だれかの怒鳴り声。「放して飼うな」とすごいけんまく。心の中で「すみません。何年も野良だったので」と言い訳めいたことを言っているのですが、飼うと決めた以上、これから起こることは私の責任です。偶然、元飼い主の無責任さも分かったのですが、もう人のせいには出来ません。現実はきびしい。何とか頑張らなければ……。
考えてみれば、今の日本の状況とよく似てるなあと思うんです。環境も教育も治安も悪くなる一方。親の世代が早くに気付き、何とか取り組んでくれていたらと思うけど、これから起こることは私たちの世代で頑張るしかないのです。手遅れだと思うこともあるけど、人のせいにしないで自分に出来ることを探して取り組んでいきたい。
そうすることで私自身が幸せになれるから……。
和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601
→ 地図
|