娘の幼稚園でクリスマス発表会があった。その前日、友人から“夏鈴ちゃん総合練習の時すごくがんばってたよ。かわいかった。”とメールが入っていた。それを読んだときから、すでに私の感動メーターは100%を超えていた。
 当日、朝早く起きて準備をする私に、娘はずっとつきまとっていたがそのうち「あれ?静かになったよ?」と思っていると新築の白い壁におもいっきり色鉛筆で落書きをしていた。娘を叱っていると主人がのんびり起きてきた。怒りついでに主人ともケンカしてしまった。まあ、すぐに仲直りしたけど、こんなハレの日に…と自分を責めるもう一人の私が心の中に巣くっていた。
 時間ギリギリで義母を迎えに行き発表会の会場へすべりこんだ。幕が開き娘のいるひよこ組の演目“ころころたまご”が始まる。ウサギのお面をつけた娘がはねながら登場してきた。踊り、手をあげ、キラキラ星を歌う我が子を主人の肩にゆったりもたれて眺めていた。私は怒って泣いてケンカして、それでも笑って一緒にいられる愛しい人たちが私のそばにいることに、ただしみじみと感動していた。それから、歌うこと、踊ることを素直に楽しめる子供達に生きるっていう喜びのエッセンスをちょっぴりわけてもらった。
小笠原まき



野良犬が子犬を六匹も家の空地で産んでいるのが見つかり、沢山の人の協力で子犬もあと一匹までにこぎつけました。母犬は我家で飼うことにしたのですがこれが悩みの種。どんなにしても抜け出すのです。吠えなかった犬なのに、吠えながら脱走したので後を追いかけると、だれかの怒鳴り声。「放して飼うな」とすごいけんまく。心の中で「すみません。何年も野良だったので」と言い訳めいたことを言っているのですが、飼うと決めた以上、これから起こることは私の責任です。偶然、元飼い主の無責任さも分かったのですが、もう人のせいには出来ません。現実はきびしい。何とか頑張らなければ……。
考えてみれば、今の日本の状況とよく似てるなあと思うんです。環境も教育も治安も悪くなる一方。親の世代が早くに気付き、何とか取り組んでくれていたらと思うけど、これから起こることは私たちの世代で頑張るしかないのです。手遅れだと思うこともあるけど、人のせいにしないで自分に出来ることを探して取り組んでいきたい。
そうすることで私自身が幸せになれるから……。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図



 プールの季節が終わって、ほとんどの学校が防火用に貯水されます。
 たとえば来シーズンになって、その貯水されていた水をコップに入れ、その水を捨てて洗っても、そのコップを使う気になれますか?
 だけどプールは全くその状態なのです。
 そして、大量の塩素系の洗剤が使われ掃除されます。という事は、掃除する人にも、プールを使う子供たちにも大変な害があるという事です。
 ところが貯水している間にEM活性液を投入する事によってその問題は解決されるのです。
 息子の通っている小学校の校長先生が環境について大変関心があり、EMに対しても理解があり、自宅でも活用して下さっている事もあり、プールに活性液を入れさせていただきました。高知では初めての事です。
 投入してまだ一ヵ月経っていませんが大プールの水が澄んできているとの報告がありました。
 来年の夏、今まで以上にきれいになり、安全なプールで子供たちの歓声があがるのが今から楽しみです。

NPO 黒潮蘇生交流会
小松加世子(090-1176-3884)

         Official website http://www.ttow.net/

先日買った息子の靴のファスナー部分に欠陥があった。
転んで骨を折りでもしたら大変と、靴屋にクレームした。出てきた女店長がしゃあしゃあと言うには、私が靴を作った訳ではないのでクレームなら製造元にお願いします。じゃあ製造元の連絡先を教えてと言ったら、「自分で探して下さい」
またか。。。
私には縁のない高級店以外はいつもこんな調子。こういう対応をされる度に、日本じゃあ絶対通用しないのになんてため息が出ます。フランス人にとって、謝る事は損である。だから店員が謝る光景を見るというのは、一等宝くじに当たる確率に等しい。
サービス業に客のクレームはつきものだが、日本とフランスでは対応のしかたがおもしろい程違う。日本では土下座をして謝るという行為がまだ残っているが、知人は土下座とハラキリを混同していたらしく真っ青になっていた。そして「謝ってもらうだけで気が済むなんて楽な客よ。私だったら土下座なんてどうでもいいから、とにかく損害賠償請求よ。」なんて言ってる。
そう、彼等はとっても合理的なのです。

谷口貴子