3月の課題でご紹介するのは、まず「粘土版画」です。版画というと、画材で紙に直接絵を描くのではなく、一度「版」を作ってから行うので、めんどくさそう・・・と思われることもあります。
しかし、粘土版画はとってもかんたん。柔らかい油粘土を平たくして、へらなどで線を彫るだけです。好きな形も作れるし、力の弱い小さな子でも楽に彫ることができます。刷りの作業の時、版をつぶさないように力を入れすぎないのがコツです。
手加減やコツが分かってくるとみんな熱中して、1時間で課題を終わらすのが惜しい時もありました。
写真の版見本はSちゃんのかわいいふなっしーとランドセル。刷ると左右反転するのが分かります。
Sちゃんの描くふなっしーはいつもなぜか本物よりかわいらしくて(本物の怪しい魅力も好きですが)、見ると和みます。描く本人らしさがにじみ出るのでしょうね。
Rちゃんの絵は、白黒では分かりませんが、同じ版を色違いで刷ったり、版画ならではの楽しみ方をしています。
2つめにご紹介するのは、上級生の「ボーリング」。
以前にIくんに教えてもらった、「ビーダマン」の玉が出る構造を参考に作らせてもらいました。見本に作ったものはとても簡単な形でしたが、さすがのIくんは写真のようなスペシャル発射機を自分でアレンジして作っていました。
自分の頭で考えて、物事をさらに発展させていくことができる、ということは、工作に限らずどんな場面でも本当に大事なことです。
そういう成長を見せてもらえて、とても頼もしく思いました。Iくんのこれからの成長も楽しみです。がんばってね。 |