核兵器を見守るUFO?
9月の末、アメリカの首都ワシントンにあるナショナルプレスクラブで、UFOと核兵器に関する記者会見がありました。空軍の退役士官7名が勤務中にUFOを見たり聞いたりした体験を証言したのです。なかでも印象的なのは、1967年にモンタナ州の核ミサイル基地に赤く光る円盤が現れて核ミサイルの発射システムがひとりでにダウンした事件。しかし当時は何も話さないように命令されたそうです。また、1980年にイギリスのサフォーク州の核貯蔵基地の近くの森にUFOが出現し、基地の副司令が現地を調査した有名なレンドルシャムの森の事件。副司令だった大佐は今回の会見を含めてここ10年以上、事件について証言しています。退役士官らはまとめ役の研究家とともに、UFOが核兵器を監視し、ときに干渉していること、それを隠している政府はもっと情報を公開せよと訴えました。研究家はこれまでにもUFOの本を書いたりテレビに出たりしてきました。120人以上もの軍関係者から話を聞いて、過去60年にわたって現れているUFOが地球外の物だという確信を強めたようです。ロシアでも旧ソビエトの時代に同じような事件があったといわれ、昔から研究者の間で宇宙人は地球人が核戦争を起こして自滅することを心配してくれている……というような説がありました。UFOが核ミサイルをコントロールできるのであれば、当然そのミサイルを使って地球を攻撃することもできるはずです。ありがたいことに今のところそれは見られないので、宇宙人だったとしても地球人に対して友好的といえそうです。