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国吉晶子 |
8月24日〜9月7日兵庫県丹波市の丹波の森公苑に、今年のアトリエアーティストとして滞在し、一足先に初秋を体験してきました!
到着して早々の27・28日には地元の小学生62人を対象に「マーブリングで絵本を作ろう!」という教室を行いました。この日は高校生と丹波OB大学の方々がボランティアで補助してくださり、井関先生にも来てもらったおかげで造形教室の延長として何とかこなすことができました。
ご存知のとおりマーブリングは、みんなどんどん作ることができたのですが、それを何かに見立てていく作業に頭を抱えていたようです。ですが野生のシカを題材に選ぶなど、地域色を大いに感じられました。
美術教室が終わると、今度は自分の絵画制作に追われました。縦2M×横4Mの絵を完成させなければなりません。でも朝からそのことだけに集中するわけですから、時間は十分にありました。まるで学生時代に戻ったような気持ちで臨みました。
アトリエの周辺はとても静かで、人も車もめったに通りませんから、風と虫の鳴き声だけが一日中よくきこえていました。(もちろんアトリエの中は携帯電話の電波も入りません)
そういった非日常の空間で、改めて作品と向き合い、自分の考えを深めることができたように思います。出来上がった作品は公苑内のギャラリーで1週間展示させていただきました。また11月18日より約1ヵ月間、桂浜の県立坂本龍馬記念館のギャラリーでも発表する予定です。 |