過熱するUFOの報道
この夏も英米を中心にUFOの話題が続いています。イギリスでは前にも増して、UFOの目撃と撮影が多く報道されました。代表的なものでは、シュロップシャーの軍の兵舎で夜間に光る物体が多数現れました。回る立法体のような物が13個見られ、その一部は携帯電話で録画されました。ウェールズでは、カーディフ大学の博士が子供と一緒に7つの光る物を目撃し、携帯で撮影しました。サマセットの高速道路では、海軍の航空技師が同僚と上空に輝く円盤を観察しました。なかには空飛ぶランタンや風船等も含まれていそうですが、新聞は異常な夏と煽っています。一方アメリカは、もともとロズウェル事件が1947年7月に発生したので話題にされやすい時期ですが、再びCNNが看板のトーク番組で何度か扱いました。今年の初め、テキサス州でUFOやそれを追う戦闘機を見た等の騒動になりましたが、今回研究者が情報自由法で入手した航空局のレーダー記録を発表しました。驚いたことに、軍の飛行機以外に大きな謎の物体が1時間以上記録され、位置と方向も人々の目撃と合ったのです。ブッシュ大統領の牧場に向かって10数キロまで接近していました。後日の番組では、1960年代の話ですが、空軍の核ミサイル基地にUFOが現れてミサイルを作動不能にしたり逆に発射に向けて作動させたりしたことを当時の関係者たちが証言しました。さらに、元NASA宇宙飛行士のエドガー・ミッチェル博士はイギリスのラジオ局のインタビューに答えて、ロズウェルでUFOが墜落したこと、宇宙人が地球に来ていること、世界の政府が隠していること等をまじめに語りました。軍関係の匿名の情報源によって確信に至ったそうです。実際は博士は以前から主張しているのですが、やはりインターネットの発達ですぐ世界に広く伝えられるようになりました。