地球外生命をめぐる出来事
5月の12日ごろ、地球外生命体に関係する興味深い出来事がふしぎと重なりました。イギリスでは秘密にされていたUFO関連のファイルが公開されました。数年前から国防省は、情報自由法による請求があれば手続きを経て公開するようになっていましたが、多数の請求やデータによる資料保存のため、全てのUFOの記録を国立公文書館に渡すことにしたのです。今回は1978年から2002年にかけての8つのファイルですが、文書は合計1000ページ以上になります。公文書館のホームページで公開中です。主な内容はUFOや宇宙人を目撃したという人々の報告集で、地球外生命体の存在を直接証明するものはありませんが、今後4年間に1984年以降のファイル160以上が公開される予定です。それでも、宇宙人との接触やUFOの回収のような重大情報が別に隠されているという疑いを完全に消すことは難しいのですが。一方、バチカンの新聞に「宇宙人は私の兄弟」という記事が出ました。バチカン天体観測所の長を勤める神父が、地球の他にも神が創った生物がいる可能性をあげて、キリスト教の信仰と地球外の生物は相反しないとするものでした。またキリスト教の罪を持たない宇宙人もいるかもしれないと、故ピオ神父のような発言もしています。さらに東京では、国際宇宙ステーションでの任務を終えたスペースシャトルの宇宙飛行士らが記者会見を行いました。その中で土井隆雄さんをはじめ、まだ見たことはないがとしながらも宇宙人はいるという確信を強調しました。そして26日、昨年8月に打ち上げられたNASAの無人探査機フェニックスが火星に到達し、初めて北極付近に着陸しました。地球の凍土とよく似た地形で、地面を掘って氷を確認し、生命を求めて成分を分析するそうです。地球以外に生物の存在がいよいよ確認される時が来るのでしょうか。