チャリティーイベント*手作り雑貨と
カフェ、フリーマーケット
チュンズ

2008年5月10日(土)&11日(日)

 昨年より始めた企画、「チャイハネ」(トルコ語で寄り合い茶屋の意)。今年の5月で3回目となる。
 憩いと交流の場を作りたい、との思いで第1回をやってみた。作家さんたちが手づくりする様々な雑貨と燻製品やクッキー、ビーフンやパン、ハーブティーなどもあっていい感じだったので、秋に第2回目をやった。佐川から知り合いのマーダル(ネパールの打楽器)奏者のみなさんが18名も来てくれた。二胡の音色や生歌も聴けた。
 事務局側の予算は、出展者からいただく売り上げの一部。第2回のとき、宣伝として一宮地区へ新聞の折り込みをやってみたら、出店費としていただいたお金はほとんど広告代と消えた。アジアの恵まれない子供たちへの寄付をすると残らないどころかむしろマイナスであったが、懲りずにまた挑戦しようと思っている。
 手づくり、アジア、市場に興味のある方はぜひ、ご参加/ご来場いただきたい。

4/1(火)〜 30(水)は『手縫いのコモノ展』
開催。針と糸を使った明るくて丁寧な手づくり品多数。店内で展示、販売。

輸入雑貨 feicui  高知市一宮西町2-2-23
営業11:00-18:00(月曜休)
Phone/fax 088-845-1393



ラーラ

 中国政府の理不尽さに、チベット自治区の僧侶たちが抗議したことで、民衆の鬱積した心に火がつき暴動が拡大しています。中国の圧政は今始まったわけではなく、1949年にはスパイが送り込まれたり、1959年の民衆蜂起には、数万人のチベット人が中国軍に殺害され、ダライ・ラマら約10万人のチベット人がインドに脱出しました。
 手元にダライ・ラマ14世の自叙伝『チベットわが祖国』があります。旧友、都築房子さんは学生時代にシルクロードを旅したのですが、傷心の私が故郷に帰って再会した頃、チベットに関する書物を勧めてくださいました。そして、私はチベットの歴史に悲しみと共感をおぼえました。
 チベットでは宗教的指導者は生まれ変わると信じられていて、ダライ・ラマ14世は、わずか16歳のとき政府の責任を引き継ぐことになり、「私は世界のことを何も知らず、・・自分がいかに無知で、これから学ばねばならぬことがどんなにたくさんあるかということは分かる年齢になっていた」と書いています。
 やがて侵略者たちが、自分たちが恩恵を施すものとして到着したとき、「もし、私たちが中国当局に反対し続け、怒らせ続けるならば、・・なお一層の弾圧強化と民衆の忿懣という悪循環へ私たちを導くだけ・・最後には物理的な暴力の発生に行きつくことは確かである。しかし、暴力は無益である。・・私たちの唯一の期待は、中国側が協定の中で約束した条項を履行するよう穏やかに説得することである。非暴力こそが、最終的に、私たちが、ある程度の自由を取り戻すことができるかもしれない唯一の道である」との結論に至りました。
 ダライ・ラマ14世は、今回の中国政府のやり方を「文化的虐殺」と非難しながらも、「完全な非暴力と平和が私の原則」と述べて双方に自制を促していますね。
 私たちにできることは、中国政府に私たちの声を届けることではないでしょうか。
 メールアドレス:info@china-embassy.or.jp の、中華人民共和国駐日本国大使館へ抗議を!!

都築房子

『頭蓋骨のマントラ(上下)』&『シルクロードの鬼神(上下)』
(著者:エリオット・パティスン / 翻訳:三川 基好 / 出版社:早川書房)

これらは何年か前に、新聞の書評で興味を持って、取り寄せて読んだ文庫本です。当時は、チベットがそれほど注目されていなかったけれど、世界の奥深さに感心したことでした。1999年と2001年にアメリカ人によって書かれた小説ですが、当時の中国のチベット政策の残酷さを豊かなイメージの展開によって、単なるドキュメントを超える迫力を持ち、現実以上のリアリティを感じさせてくれます。美しいチベットの自然とともに、固有の文化とアイデンティティを守ることの大切さを私たちに伝えています。
まさに今、このチベットや新疆ウイグル自治区が大きな問題として、北京オリンピックを控えた中国に突きつけられています。私たちにできることは、このことに無関心にならず、注目し続けることだと思っています。そして、ミステリーとしても極上の味わいのあるこれらの本をぜひ一読されることをお薦めします。

    国吉晶子

3月16日に広島市現代美術館で「クリスタル晶子の占い館」という作品を発表しました。私自身が占い師に扮し、ゲリラ的に来館者の手相をみるというパフォーマンスです。
「宝くじは当たるか」「結婚できますか」「就職先が決まったのですが不安で…」など、43名の人生相談をきいてきました。
美術作品に対する意見をぶつける人もいて、充実(疲労?)した一日を過ごすことができました。
普段は絵画を制作している私ですが、自分が動き回ることや、鑑賞者と実際に会話することで、新たな空間づくりの勉強ができたように思います。
途中「あなたに会うために来た!」というおじさんも現れ、ちょっと恥ずかしくもありました。
「私も手相をみてもらいたい!」という方は、お早めに。
日々忘れているので。