テキサスのUFO騒動
年が明けてもUFOの話題が駆け巡りました。アメリカはテキサス州の田舎町スティーブンビル周辺で、1月8日の晩に多くの人が見たのです。地元の新聞が、次にAP通信が報道して世界中に広まりました。ある運送会社のオーナーは、上空1000mに飛ぶ不思議な光を4人で目撃。それは音もなく速く動き、飛行機のライトではなくストロボのように発光しました。一度飛び去ってから再び帰ってきた時、F-16と思われる戦闘機が追跡していました。自家用パイロットの経験を30年以上持つオーナーでも全く不明で、長さ1600mもの巨大な物体と推定しています。地元の警官は、明かりが光って動くのを双眼鏡で見ました。物体そのものは確認できず、円盤や飛行機ではなく何か軍用機と推測しました。ある機械工は、およそ90mの低空に平たい金属の物体が浮かんでいるのを見ました。何回か目撃しており、ライフルの望遠鏡で見たところ継ぎ目や留め具のない非常に大きな物だったとか。さて、空軍はその時間に軍用機は周辺を飛行していなかったと発表し、旅客機のライトによる錯覚ではないかとしました。目撃証言の一方で、具体的なUFOの映像がまだなかったため、さらなる情報と映像を求めてマスコミや研究団体が町に集まりました。さらにCNNの人気トーク番組がこれを取り上げて過熱。有名なUFO研究家は番組で宇宙人の母船ではないかと示唆しました。しかしその後、空軍は実際には10機ものF-16が訓練飛行をしていたと訂正発表したのです。目撃者は納得しませんが、UFOの正体は訓練に伴うある種の照明弾や無人標的機であった可能性も考えられます。実はイギリスがフランスに続いてUFOのファイルを公開する運びとなっています。その次に期待されるのはアメリカなので、今後もUFOのニュースが騒がせるかもしれません。