防犯カメラに映った幽霊?
デジカメが普及した現在も霊のような物が撮影されることはあります。それでも、画像の合成や加工が手軽になったため昔ほどは信用されなくなりました。UFOと同じで鮮明であればあるほどニセモノ――本物の人間や人形、CG等と疑われます。1枚の静止画像・写真に比べると捏造に手間がかかる動画・映像の方がまだ信じられる傾向にあります。中でも長時間自動的に録画を続けている防犯カメラの映像では、その背景とともにイタズラとは考えにくい場合もあります。幽霊好きのイギリスでは、ヘンリー8世と関係者の霊が出ると噂されるハンプトン・コート宮殿で、2003年12月、長衣を着た不気味な白い顔の人物が扉を開閉する姿が録画されました。当然霊ではなく人間ではないかと疑われましたが、宮殿の調査では判りませんでした。ガイドたちもそんな衣装は持っていなかったそうです。2005年9月にグロスター市の雑貨店では、黒いドレスの女性らしい人影が深夜に商品の荷台を倒す姿が映っていました。店員は何度か気配を感じたことがあり、昔自殺したある女性の霊と信じています。アメリカでは2002年7月、オクラホマ州の廃車場で白い人の形が立ったままで何かを探すように空中を飛び回りました。従業員が外に出て見ても誰もいませんでしたが、カメラにははっきり映っていました。その6月に死亡事故を起こした女性のトラックが運び込まれており、廃車場の人々と遺族は彼女の霊が映ったと確信しています。2006年11月、ノースカロライナ州のリンカーン郡裁判所では帳面をつけているような女性の姿が映りました。警備員たちがその場所に調べに行ったところ、誰もおらず、カメラでは彼らが女性を通り抜けたように見えました。勤務30年以上の職員は謎の足音と物音を聞いているので、疑いなく霊と主張しています。