フェニックスの怪光

アメリカのアリゾナ州からネバダ州にかけての地域では、空に現れる発光体の現象が多いことで知られています。特にアリゾナ州の大都市フェニックスでは、人口が集中している分、目撃者も多くなります。有名になったのは1997年、3月13日の夜にVの字に並んだ5つの光が音も立てずに市の上空を通過しました。他にも8つの光が1つずつ現れて、並んでから消えていきました。これは多くの人々に目撃され、写真や映像で記録されたために騒ぎとなりました。後の軍の説明では、訓練中の飛行機が照明弾を山の方に投下したものとされています。フェニックス郊外にはルーク空軍基地があります。パラシュート付きの照明弾はしばらく滞空しながら発光を続け、それが並ぶと巨大なUFOの明かりのようにも見えます。今年も2月に同様の目撃があり、照明弾とされました。しかし、1997年は照明弾ではなかったと確信する人々もいます。ある地元の女医は、自ら撮影した97年のものを含む様々な怪光を公開し、本やドキュメンタリーにしました。当時、公の調査に当たった唯一の女性市議は目撃者から700以上の電話を受けましたが、市は1人のインタビューもしなかったそうです。今年3月には、州知事だったファイフ・サイミントンが実は自分も見ていたとマスコミに告白しました。当時の記者会見では、知事は部下に宇宙人のかぶり物を着せて笑いを取っていました。それは人々の興奮を鎮めるためだったとか。知事が軍や公安局に問い合わせても誰も説明できずに困っていました。ベトナム戦争時にルーク空軍基地のパイロットだった知事にとっても、それは見たこともなく説明できない巨大な物でした。左右相称の定形をした三角形で、照明弾ではなかったと言います。軍の秘密の飛行機でもなく宇宙人の宇宙船であったと信じているそうです。