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ラーラ |
「高知県に、原子力発電所のごみを再処理した、きわめて放射能の強いごみを埋め捨てにしたら、カネあげるよ」とNUMOが声をかけていたことが明るみにでてから、3ヶ月がたちます。
幸い、津野町は、周辺自治体がそろって反対したし、住民も「そりゃあ、どういうことになっちゅうろう??」と住民の会をつくり、放射能のごみと背景にある問題を学び、映画を上映し、強力な長老たちの動きもあって、10月30日に津野町長は終息宣言をしました。(拍手!)
ところが、東洋町の場合は、周辺自治体はひっそりと静まりかえっています。うわさでは、資源エネルギー庁という国の役所が、周辺自治体に対して「静観していてほしい」と釘を刺したとか。それが本当なら、津野町での失敗をくりかえさないように作戦をねって、住民の動きに圧力を加えたことになります。お隣の室戸市では、11月19日に市長選挙があって、はじめのうち「優勢」とされていた候補が、開票のふたをあけると惨敗でした。ウラでカネが動いたのでは・・・という噂がしきりです。だいたい、カネさえもらえりゃ何でもする、というのは人間としての誇りがない証拠です。
でも、この世の中、福島県知事、和歌山県知事、相次いで汚職がばれてしまいました。宮崎県知事だって危なそうです。県民がいいと思って選挙で選んだひとがこのありさまです。もっと言えば、国会議員として、国民に選ばれたはずの、私たちの幸せを実現してくれるはずの政府の面々は、私たちの暮らしを悪くするばかりではないですか?
なぜ、黙っちゅうがやろ。なぜ、かんけ〜ないって顔でおれるがやろう、この国に住むみなさんは。
憲法前文には、「主権が国民に存することを宣言し、・・そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、・・その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、・・・」とあります。この理想と現実の落差には、情けなくて涙がこぼれます。
ほんとうの民主主義を実現するために、東洋町の生見海岸にやってくる若者たちが立ち上がりました。「反対も推進も関係ない、みんなあで本当のことを知らなあいかん!」情報のない人間は、考えることも、判断することも、行動することもないからです。奴隷のままです。 |