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ラーラ |
「原子力」って聞いただけで頭が痛くなりそう・・という方、多いでしょうね。でも、いま知らないままでいると、近い将来とりかえしがつかなくなるかもしれません。
10月15日の高新ホールでの日本の市民運動家の講演会につづき、10月20日高知大学朝倉キャンパスで、ローレン・モレさん講演会「高知県で高レベル放射性廃棄物を埋め捨てにしていいのか」がありました。モレさんは地質学者として核兵器研究所で研究していたとき「原子力発電のたったひとつの目的は、核兵器開発」ということがわかり、広島・長崎に原爆を落とされた日本人にこのことを伝えたくて日本全国講演ツアーをしています。
日本の原子力技術はほとんど米国を手本としているのに、「高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)」の地層処分だけは独自のごりおし。米国では「地層の90%をつくるバクテリア(土壌細菌叢)が金属を喰うので、地層処分(埋め捨て)はできない」というワシントンDCの連邦裁判所の判決が1年前にあり、地層処分は中止、先住民族の土地である処分場候補地ユッカマウンテンの職員は解雇されました。「バクテリアも放射能で死滅するのではないか」という疑問に対しては、人間はデリケートだけれどバクテリアは不滅、影響を受けないそうです。そういえば、死の惑星火星の地下にはバクテリアの存在があるとか・・
核のゴミをガラスで固めた金属容器は、水から隔離されないと安全は保てないが、雨水の浸透や縦穴自体が導管となるのだから、埋め捨ては危険。ましてや地震の頻発する日本では地下水がどれほど接触するか、火山活動があれば温泉が沁みだす・・正気の沙汰ではない。
日本は原子力発電所用の核燃料を米国に依存しています。米国は、その日本の原子力発電用に濃縮した核燃料の残りのゴミを材料に、安上がりの核兵器「劣化ウラン弾」をイラクやユーゴやアフガニスタンにばらまきました。「劣化ウラン弾」が使われて以降、どれだけ地球の放射能汚染が進んだか・・・
放射能汚染については証拠があります。こどもたちの乳歯に、核実験や原子力発電などの核分裂連鎖反応でしか生じないストロンチウム90が蓄積しているのです。千葉県・松戸市のこどもにくらべ、静岡県・浜岡原発周辺のこどもでは明らかに原発の放射能汚染の影響が認められるのです。
原子力発電がなくても、太陽エネルギーを利用すればいい。太陽光、風力、TIDAL POWER(潮流の力)、ほかにもたくさんあります。
原子力産業を動かしているのはだれでしょう。古くからの英国銀行家とロスチャイルド家のつながりを15日に講演していただいた広瀬隆さんが『赤い楯』という本に書いています。この財閥の資金力は世界の富の50%を占め、世界の動きを牛耳っています。彼らには、人種差別思想が強いから、米国先住民族の土地を奪い、中東を破壊し、中国を阿片で破滅させ、いま日本、中国、韓国、台湾の4虎(FOUR TIGERS)を原子力という阿片で亡ぼそうとしているのです。 |