秘密の超音速飛行機?
5月にイギリス国防省が公開したUFOファイルの続きです。BBCなどが6月、報告書は宇宙人のUFOを否定する一方、アメリカの秘密の超音速飛行機の存在を示すと報道しました。報告書は、極超音速の技術は主にアメリカで発展し、マッハ4〜6の超音速機や大気圏内外を飛べる航空機やマッハ8〜12の無人機の計画があるとします。さらにUFO目撃の一部は秘密の航空機によるものとし、西側諸国の計画を3つ並べています。最初の1つはアメリカの戦略偵察機SR-71ですが、残りの2つは削除。また、SR-71とステルス攻撃機・爆撃機、F-22戦闘機の写真を載せつつも、残り2枚は削除。計画の名前も国際関係を理由に伏せられました。専門家は、国防省がアメリカの2つの秘密計画を知っており、英米間で協力がある可能性を指摘しています。実際にNASAでは極超音速機を開発中、空軍は20年後に地球上のどこでも2時間で爆撃できることを目指しています。50年以上アメリカはネバダ州グルームレイクのエリア51と呼ばれる空軍施設にて、航空機の開発と試験飛行を行ってきました。常識を超える性能の地球製UFOも含まれるという研究者もいます。偵察機は1950年代にU-2、60年代にSR-71と続き、その後続機はオーロラとして噂されます。これは80年代のロッキード社による様々な計画の総称といわれ、1992年にチェイニー長官によって中止されたそうです。しかし秘密の航空機が活動中とする人々は多く、欧米で目撃されてきた三角形のUFOや、時々騒がれる原因不明のソニックブーム等との関係が考えられています。ただ、100%安全確実な技術はありえず、安易にアメリカ国外を飛べるとは思えません。かつて秘密だったU-2偵察機は、1960年に旧ソ連で撃墜されて公となりました。旧ユーゴを空爆したステルス機は1999年に1機が撃墜されています。