−私たちのなかの子どもへ− (23) |
久保慧栞 |
展覧会のお知らせ 『アンデルセン展』−アンデルセンの童話と国際アンデルセン賞作品展−
会期:10/19[水]− 11/5[土] 9:00 − 17:00(休館日10/24、28、31、11/3)
会場:土佐市立土佐市民図書館 土佐市高岡町甲2177(入場無料)
TEL 088-852-3333 / FAX 088-852-3484
デンマークに生まれた世界的な童話作家で、詩人でもあったアンデルセン。生誕200年を迎える今年、各地で展覧会が開催されたり、関連本の出版が相次いでいます。貧しい境遇から苦労の末に童話世界の王様となった彼の生涯は、まさに『みにくいアヒルの子』そのものといえるでしょう。世界じゅうの人が、彼の物語を心の金庫にしまっています。世界じゅうの子どもたちが、大人たちが、アンデルセンの魂に、日々、ふれているのです。
今回、展示をお手伝いをさせていただき、アンデルセンの本がいかにたくさんあり、世界じゅうの作家や画家たちに愛されつづけているのかを目にし、あらためて畏敬の念に打たれました。展示されている本は貴重なアンティークから最新の絵本までかなりのボリュームです。英語の原書もかなり展示されています。手に取って読めるので、ぜひお出かけください。
※ |
国際アンデルセン賞:1956年に創設された国際児童文学賞で、「小さなノーベル賞」とも呼ばれています。隔年ごとに授与され、現在は作家や画家の全業績に対して贈られます。日本人では赤羽末吉、まどみちお、安野光雅が受賞しました。 |
|