メキシコに現れるUFO
昨年、空軍機のUFO遭遇が公表されたメキシコでは、今年もよくUFOが報告されています。UFOを地球外のものと考える人々は多く、真剣に空を観察して自ら撮影しようとする研究者が目立ちます。最近で有名なのは十前後から数百まで一度に現れるUFOの編隊です。90年代からあったそうですが、首都のメキシコ市では4月と6月に多数の市民が目撃してビデオにも撮られました。メキシコ市は人口が多い分、UFOの報告も多いようです。9月は多く撮られ、大統領が参加する行事の数分前に光る星のような球体が現れています。ハラパでは6月、公式行事で知事が演説した後に14程の編隊が見られ、警察や報道関係者を含む多数の人々が騒ぎました。知事は「火星人がやって来たようです」と冗談を言いました。同時期にサンルイス・ポトシでも空を覆うような大編隊が撮影されています。映像では白い点々のような感じです。先日は韓国のソウルでも同じような編隊が撮られましたが、その日は北朝鮮で祝賀行事があったので、飛ばされた風船ともいわれました。一方、メキシコではテレビ番組が映像を比較検証して風船の特徴ではないと主張しています。7月にはシウダード・ヴァレスで10程のUFOが薄い板状の物を出しながら飛んだそうです。10月、ラモス・アリスペの防犯カメラに奇怪なUFOが明瞭に映りました。初め青白の強い光でしたが、だ円、そしてドーナツ状に変形して膨れたり縮んだりしました。警察の人々が見て20分程カメラを合わせました。市長はUFOと認めて、国内で報道されました。優秀なテレビジャーナリストで何千もの映像や写真を収集するUFO研究家としても有名なハイメ・マウサン氏は、宇宙のトンネルか異次元の出入り口かもしれないと考えています。この映像は国立自治大学の科学者によって分析されるそうです。