UFOと世界の国々
今年初めにイギリス国防省がUFO情報を公開しましたが、それに続くような世界の主な動きです。まず2月に、アメリカで3大ネットワークの1つABCが、看板のピーター・ジェニングス氏を司会に特別番組を放送しました。「アメリカ人の8000万人以上は宇宙人が地球を訪れていると信じている」という宣伝文句の割には番組自体は否定的な雰囲気でしたが、それなりに意義はあったといえます。3月、日本の国会ではUFOと国防について、民主党議員と総務大臣の質疑応答が少しありました。両者とも宇宙に人類以上の文明があって地球に来ている可能性を肯定しました。そして5月、ブラジルで空軍がUFO研究者を首都に招待しました。空軍の機密施設で行われた会見では1954年から現在までUFOを記録していることを認め、その手続きも説明されました。また、1954年に飛行機がUFOを追跡した事件、1977年に起こったUFOによる大規模な吸血事件、1986年に直径100mを越えるUFOが多数飛来した事件の秘密の資料も見せられました。空軍側の代表はUFO研究をまじめなものと認め、研究者が軍のファイルを調べられるようにすると約束。更には民間の研究者と軍人からなる公式の委員会を設けて共同研究を始める予定としました。研究者らは去年から情報公開を求める運動をしており、それが認められて南米のUFO研究が新たな時代を迎えたとしています。また9月には、中国のUFO協会が大連で国際会議を行うそうです。協会の会員は5万人程ですが、UFOに関心のある中国人は数千万人いるとも言われます。中国政府はUFOの宗教的な話は許しませんが、科学的な研究は認めているのです。宇宙探査が進めば、いずれは地球外生物が発見されることでしょう。特に火星への期待は高まっています。これらはその心の準備でもあるのかもしれません。