「床下の小人たち」(著者:メアリー・ノートン / 訳:林容吉 / 絵:ポーリン・ベインズ、ダイアナ・スタンレー / 出版社:岩波少年文庫) 英国の田舎に住んでいる、『借り暮らし』と呼ばれる小人たちの世界を描いたシリーズの第一作。借りるといってもお金ではなく、小人たちは、生活に必要な物資すべてを、人間たちから少しずつ借りています。でも、小人たちには、ちゃんとした言い分があって、それは盗みとは違うのです。それをいうなら、人間も地球から盗んでいることになるのだそうです。 主人公の一家は、父親のポッド、母親のホミリー、娘のアリエッティの三人家族。とある家の床下で暮らしていますが、人間に『見られる』のは小人のタブーとされています。かといって、人間の目の前近くまで行かないと、物は借りて来られません。人間とまったく交流しないではいられないのです。 彼らの生活のこまごまとした描写は、なんとも楽しくてなりません。彼らの大きさは、指ぬきでお茶が飲めるくらい。この本を読んだ子どものころ、人間用のティーカップのかげにひとり座っているアリエッティの姿を想像したものでした。子どもと大人のまんなかで、好奇心いっぱい、閉じこめられた暮らしにあきあきしているアリエッティ。日記を書くアリエッティは、「アンネの日記」を残したアンネ・フランクをも想像させます。 彼女と両親の関係は、人間たちと変わりません。交わす言葉も人間の親子と同じ。シリーズが進むにつれ、成長してゆくアリエッティと、環境の変化によって親たちも変わってゆく様子に引きこまれます。小人たちの生活というファンタジックな面と現実そのものといってよい家族のあり方を描く独特な世界。アリエッティの幸せを願いながら、現実と夢の波打ち際まで歩いてゆくのです。
またひとつ新しい出会いがありましたのでご紹介します。 よさこい本番4日前に39℃の熱を出し、次の日も下がらず病院で点滴を打ち、薬をもらって仕事に行ったのですが熱が下がらず、仕事場で“いいものがあるから”といってある漢方薬をいただき飲用したところ、30分ぐらいで身体がどんどん熱くなり、運動した時のように汗が出て、夕方には熱が下がりました。 ですがまた次の日の朝、38.6℃ほど熱が出て、余分にいただいていたので飲用すると、同じように汗が出て熱が下がり、なんだか身体の毒素が全部でたように身体が軽くなり、その日のよさこいの練習に出席することができ、本番も参加する事ができました。 その漢方薬というのは“冬虫夏草(とうちゅうかそう)”というものです。冬虫夏草とは、冬、土に潜った昆虫や幼虫にキノコ菌が寄生し、養分を吸収して、菌糸をつくり、夏になると地上に姿を現してくるものだそうです。効能としては、1.免疫力を高める2.血液の流れを活発にする3.成人病の予防4.老化を防ぐ5.過労の回復などです。 今までに紹介してきたEM、ノニジュース、コエンザイムQ10、そして今回の冬虫夏草と、まだまだいいものはたくさんあると思いますが、自分の身体を理解し、自分に合った本当にいい物を見つけ出し、その度必要な物を飲用し、自分の体調をコントロールできるようになれば、自分自身の健康について、ある程度自信が持てるようになるのではないでしょうか。
北高の教頭先生をしているOさんが久し振りに開店と同時に来てくれた。 「Oさん、喜んでくれる? 今日、東高に地域推進委員に選んでもらって行くのよ」と半強制的に握手を求めた。朝から嬉しくてウキウキしていたので、丁度の人が来てくれたものだ。 Oさんとは17年前からPTAの役員を一緒にしたり、地域で取り組んだ「いっくゼミナール」では、館長を引き受けてくれていた。 Oさんは先生というより、地域の父親の立場で参加してくれていた。だから私の家で会と称して朝までよくお喋りをした。親は学校への不満、先生への不満を言いたい放題だったが、それが次へのエネルギーになって笑いが絶えなかった。先生をしている人が三人、親が三人だったが、信頼出来る仲間を得て肩の力を抜くことが出来た。子供の居場所創りのいっくゼミでは私が中心になって運営をさせて頂いたが、自由にやらせてくれて、こまった時だけ力になってくれ、私を育ててくれた。今でも相談すれば飛んで来てくれる。 私は本当に幸せ者だ。私一人で出来ない事は、現役の先生や退職した先生が支えてくれて、子供達が元気を取り戻してくれているからだ。お店を始めて協力してくれる人がさらに拡がった。子供達の成長を共に喜び合える仲間の励ましを背中に感じるから一人でも行動出来る自分がいる。 仲間は私の財産です。