リモート・ビューイング

遠隔透視の超能力を表す用語です。例えば知らない人の名前や写真から、その人の過去・現在・未来まで心で探れます。さらに、透視する目標そのものを教えられずとも可能です。例えば封をされた封筒に入っている写真に関する情報等も探れるのです。この能力は殆どの人にあり、才能と訓練しだいで伸びるそうです。信じがたい話ですが実用されている超能力です。
冷戦時代、旧ソ連では超能力を軍事利用する研究が進んでいました。対するアメリカでは、1970年代に物理学者がスタンフォード研究所でリモート・ビューイングを研究。緯度・経度の地理座標だけを教えてその実際の地点を透視で描写させる実験に成功します。これを元にアメリカ軍と情報機関は、透視ができる「超能力スパイ」の開発と利用を始めます。20年以上続いたスターゲートという計画では、数十億円の国家予算があてられたこと、透視の助けで成功した作戦があったこと等が95年に広く報道されました。しかし、それがきっかけで計画は打ち切り。ソ連でも91年に国家体制が崩壊してうやむやになったようですが、両国とも秘密の研究を続けているとする説もあります。アメリカでは元軍人が独自に研究を続けたり、自分の体験に基づく本を出したり透視の会社を作ったりしています。第一人者のマクモニーグル氏は日本の超能力捜査番組でも活躍しています。もっとも、的中もあれば外れもあります。占い、予言、霊能力などと同じで、個人的なことはよく当たっても世界的なこと特に世界の未来はバラバラで当たりません。これは透視も未来も、私達の集合的な意識が期待や恐怖から作るイメージに常に影響されていると考えられています。そのせいもあるかもしれませんが、様々な透視において宇宙人やUFO、火星の古代文明が出てくるのは興味深いことです。