メキシコ空軍のUFO遭遇事件
先日、メキシコ空軍の飛行機がUFOを記録したという大きな事件が公表されました。3月5日、空軍機は飛行機による麻薬の密輸を取り締まるために偵察飛行をしていました。その途中、カンペチェ州の上空でUFOを捉えます。空軍機はレーダーに加え、熱を探知して映像化する赤外線カメラを装備していました。この両方に反応があったのです。近づこうとするとUFOは高速で離れて消え、再び現れた時には2つに増えていました。パイロット達は目でも確認しようとしましたが、なぜか見えません。やがて新たに9つの反応が出て、UFOは全部で11となります。これらは空軍機を囲むように飛び、赤外線カメラに映像で記録されました。ただし、UFOと一番接近したのは3km程で、レーダーでは3つしか捉えていません。その距離でも飛行機ならば見えるそうですが、やはりUFOは見えませんでした。結局、UFOは消え去り、空軍機は無事に基地へ帰りました。機長はUFOがこちらに気づいていたようだと話しています。事件を調査したメキシコ国防省は4月、同国のUFO研究家に資料を提供。研究家も調査した後、5月にテレビと記者会見で発表されました。その正体については隕石、気球、球電等の可能性をあげる科学者がいる一方、UFOの動きと時間の長さからみて説明できないとするメキシコの科学者やアメリカ海軍の物理学者もいます。メキシコは91年からUFOの目撃が増えて来ていたそうです。メキシコやブラジルなどの中南米では昔から様々なUFOに関する事件が発生していますが、他の国々よりも報道される傾向が強いのです。この春、4月にはイランでUFO騒ぎがあったように、世界的にもUFOの目撃や撮影がありました。映像機器の普及もあるとはいえ、まるでUFOが自分から撮影されに現れているかのような印象さえあります。