パプアニューギニアの怪獣
3月にパプアニューギニアで恐竜のような生き物が見られました。ニューブリテン島のある村の人達が、犬のような頭とワニのような尾をもつ灰色の怪獣を見ているそうです。900リットルの水タンクぐらい太く、高さは3m。島の東端にあるココポ市郊外の湿地帯にいるという話です。噂を聞いて見に行き、命がけで逃げてきたという女性は、とても大きくて醜い動物だったと語っています。市長はもし本当に恐竜がいたらすごい観光名物になるとし、捜索隊が送られています。ライフルやショットガンで武装した警官隊と村人が捜索しましたが、何も発見できませんでした。これまでに3匹の犬が食べられたそうで、村人に注意と情報を呼びかけつつ、より大きな捜索隊を考えているそうです。一年中気温が高い熱帯雨林におおわれ、「秘境」と呼ばれるニューギニアには、世界一長い大トカゲがいます。5m近いもの(ただし70%が尾の長さ)もいるとか。ワニは更に大きなものがいるようです。しかし、現地の人々がそれらと怪獣を見間違える可能性は低そうです。政府の人によると、村人達に恐竜の本や映画を見せたところ「あれは恐竜だった」と話したそうです。一方、島の西端にある火山湖には、古くからミゴーと呼ばれる凶暴な怪獣がいるとされています。体長10mくらいでワニのような姿ですが、手足はヒレで、馬のような「たてがみ」があるそうです(以前紹介した海の怪物の中にも「たてがみ」があったという報告があります)。10年前に日本のTV局が取材調査に行き、遠くから水中を泳ぐ映像を撮ることに成功しています。また、恐竜らしき謎の生き物の目撃報告はアフリカなどでもあります。密林のどこかに、今なお恐竜の子孫が生き延びているかもしれない……そんな期待でワクワクさせてくれますね。