(7) 「ピーター・パン」
 (著者:J・M・バリ/絵: F・D・ベッドフォード/訳:厨川圭子/出版社:岩波少年文庫)

 永遠の少年、ピーター・パン。ディズニーのアニメーションによって世界中に愛されるヒーローとなりましたが、原作は『もの寂しさ』と呼んでもよいような感情にいろどられています。ロンドンに住むダーリング一家の子どもたち、ウェンディー、ジョン、マイケルの3人が、ピーター・パンに連れられて夢の島『ネバーランド』へ飛んでゆき、海賊と戦う冒険物語にもかかわらず。

 作中で著者バリが、「私はお母さんが一番好き」と言っているように、ウェンディーたちのお母さんは、影にいながら、もっともスポットを当てられている人物ともいえるでしょう。彼女はロマンティックな心を持っていますが、子どものころ知っていたピーターを忘れてしまっています。けれど、ウェンディーは、ピーターが、家族の誰ももらえない『お母さんの口の右すみのキス』に似ていることに気づいていました。

 さて、子どもたちがおとぎの島へ飛んでゆく前、お母さんのしていた仕事は、『眠っているあいだに子どもたちの心の整理をする』ことと、『夜の明りをつけておく』ことでした。そして、いなくなってからは、『いつ帰ってもよいように、窓を開けておく』ことになりました。もし、もしも、ピーターのお母さんがそんなことをしてくれていたら、私たちは、ピーターに会うことも、フック船長との戦いに加わることもなかったでしょう。

久保理子



知人が項垂れて店に入って来ました。
聞いてみると、選挙の結果を見て、「どうして日本人はマスコミ報道に流されるのだろう」と言うのです。
それを裏付けることが数日後にありました。
野菜の仕入先の人が来て、「テレビでうちの商品が紹介されたので大手スーパーから持って来てほしい」と依頼があったというのです。テレビに出た商品はその日のうちに棚がからっぽになるとか。
そういえばうちも。店に、ヤーコン茶、ヤーコン芋を置かさせてもらっているのですが、先日、テレビで紹介されていました。朝食中だったので偶然見たのですが、キャスターの人が「これはいいんだよ。血糖値も安定さすし、高血圧にもいいんだ」と食べているのを見て、「そうそうほんとにいいよね」と言ってしまった私。
でも何と言っても普段の食事が大切です。テレビに振り回されないで自分の足で確かめることが大切なようです。私は店で手作りこんにゃくを作らせてもらうようになって、昔の人の貧しい中で豊かに暮らす知恵に驚かされています。日本の食文化の見直しは日本の再生につながると思うのですが……。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図



 私と息子は緊急時の為に、常にEM−Wを持ち歩いています。緊急時というのはケガや虫さされの時のことです。EM−Wは環境浄化の為のものなのですが、安全で有用な乳酸菌や酵母が多く、殺菌力や免疫力に優れているので、ケガや虫さされにすごく良く効くのです。
 私の仕事場は日本料理屋さんなのですが、先日、板前さんのひとりが湯がかかったのか、腕に幅広くヤケドをして大騒ぎ、すぐにEM−Wをつけてもらいました。
 一カ所水ぶくれになったそうですが、3、4日でずいぶんきれいになりました。
 その後、チェーン店の板前さんが手伝いに来た時、手の甲が化膿して爛れていたので聞いてみると、やはりヤケドだという事で、またまたEM−Wをつけてもらいました。ヤケドから日数がたっていたので、少し時間はかかりましたが、きれいに治っていました。
 それからというもの、誰かがヤケドをすると、「小松さぁ〜ん、ヤケドの薬もっちゅー?」と声がかかるようになりました。
 店ではまだEM−W本来の使い方はされていませんが、EMへの入口はひとつではないので、どこからでもひとつでも良さをわかってもらえると大変うれしく思います。
 息子もお友だちがケガをした時、「EMつけちゃったぁー」と喜んで言います。
 これ一本で我家は薬いらずですが、ちなみに、滲みる時は前に紹介したEM−Xを使うといいですよ

小松加世子(090-1176-3884)

 いま、みなさんのまわりには何種類の電化製品がありますか? そのひとつひとつの電化製品が強さのちがいはあっても電磁波をだしていると、意識したことはありますか?
 WHO(世界保健機構)に協力して、1999〜2003年、日本でもはじめての高圧送電線や家庭電化製品から出る超低周波と小児の病気について疫学調査がおこなわれ、4ミリガウス以上の磁場で小児急性リンパ性白血病の発症率が倍増し、3ミリガウス以上で脳腫瘍の発症率が10倍だったと報告されました。
 1ミリガウスは、二重にしたまるい蛍光灯から1メートルはなれたところでうける電磁波のつよさです。電磁波は、発生源に近づくほど、長時間つかうほど、年齢がおさないほど、その影響をつよくうけてしまうそうです。
 勉強机の蛍光灯が頭にくっついていないか、TVゲームやパソコンに熱中しすぎていないか、お子さんを見守ってあげてくださいね。妊娠中のおかあさんは、コピー機や自家用車の電磁波量に注意が必要です。
 携帯電話のマイクロ波が脳腫瘍をおこす危険性を考え、2000〜2002年、イギリス、ドイツ、ロシアでは16才以下のこどもたちに携帯電話をつかわせないよう注意をよびかけました。
 太陽からとどく電磁波がオーロラとなれば美しいですね。でも、人間のつくりだした電磁波が地球上にあふれ病気をつくりだしているとなると、怖いです。
 くわしいことは、12月6日(土)13〜15:00 電磁波を考える会 高知の、自由民権記念館での集会(参加費500円)、またはガウスネットワークのホームページへどうぞ。

ラーラ