ケックスバーグのUFO事件
昨年来、アメリカの元大統領主席補佐官らが政府機関にUFOの資料を求めています。これは昔ペンシルバニア州で起きた事件でした。アメリカのテレビ局SFチャンネルが協力しており、並行して特集番組を放送しています。1965年12月9日、ケックスバーグ近郊の森にUFOが墜落。近隣の州にまたがって火球が飛んでおり、目撃談を集めたUFO研究家によると隕石にしては速度が遅すぎるし、途中で方向を変えたらしいとか。同じ日に旧ソ連の宇宙探査機も墜落していましたが、米ソの宇宙機関はケックスバーグには落ちていないとしています。現場は後から軍が封鎖して調べましたが、政府から特に発表はありませんでした。空軍のUFO調査機関ブルーブックでは、ただの隕石だったと記しています。一方、現場を見た地元の消防隊の話では、物体は5m程で明らかに飛行機でもなく、絵文字のような記号があったそうです。近年では、事件の後日に円錐形の物体を載せたトラックをライトパターソン空軍基地に向かう途中の基地で警護したとか、ライトパターソンの格納庫で鐘形の物体を見たとかいう話もあります。
そして現在、1年近くたっても進展がなかったため、10月にNASA等を訴えると発表。するとその翌日、見落としていたとしてNASAが36ページの文書を公開しました。しかし特に重要なものはなかったようです。11月には、やはり要求されていた空軍が2800ページ分を機密解除し、国立公文書館で公開されています。勢いを得たSFチャンネル等は、NASAの態度に問題があるとして、ワシントンの地方裁判所に訴えるそうです。事件を記録した文書や回収された物品が、今もどこかに保管されているのではないかと考えているのです。はたして決定的な証拠が出て来るでしょうか。