プール報告第三段です。
「9月に入って、2日程薬を入れなかったら早くも藻がつき、掃除の時、先生方から“EMはないがあー、EM持ってきてェー”と声があがる程大変で、新めてEMの効果が浸透したようです」と担任の先生からお言葉をいただきました。
 そして、今年もNPOの方の協力を得て、9月11日、EM活性液を投入して下さったのですが、その時、来年掃除をする現5年生も一緒だったという報告をきいて、一歩前進したようで大変うれしく思いました。前回とは違った投入の仕方をしているので来年の結果を楽しみに、NPOの方と相談しながら、お米のとぎ汁発酵液をお届けしていきたいと思っています。
 それと、学校内の掃除でもとぎ汁発酵液を使ってくださる量が少しずつ増えているようで、先生方のご理解とご協力に大変感謝すると共に、理解し、取り入れてくださる学校や施設が1つでも多く増えていく事を心より願うばかりです

小松加世子(090-1176-3884)

 (6) 「だれも欲しがらなかったテディベア」
 (著者:アラン・アルバーグ/絵:ジャネット・アルバーグ/訳:井辻朱美/出版社:講談社)

 主人公は、テディベア。でも気のいいクマくんじゃ、ありません。ぬいぐるみ工場でつくられたときに、顔を縫った「仕上げ屋さん」の手もとがちょっと狂ったおかげで、心も曲ってしまいました。(そういうものなのです。)そして顔のゆがみから「ペケ」の烙印を押され、世間の荒波に放り出されます。

 ぬいぐるみだからといって、かわいがってもらえるとは限らない。けれども、いつも「フン」とか「ヘン」とか文句ばかりのクマくんにとって、どうして自分ばかりがこんなつらい目にあうのか、さっぱりわかりません。見下していた相手より立場が悪くなっても、汚れて誰にも相手にされなくても、曲った心のせいだなどと、どうしてクマくんにわかるでしょう。

 だって、クマくんがゆがんだのは、クマくんのせいではないのですから。どん底の行き止まりでクマくんを襲う運命に泣かされながら、私たちは「誰が悪いの?」「誰も悪くないよ!」と絶望のかなたの希望を探します。かすかな希望の光が、さしこんでくることを信じて。

久保理子



十一月二日の結婚記念日に店をスタートさせて二年。
店としては、まだ始めたばかりだが、何かずーっと前からやらせてもらっているような気もしている。それは、二十六歳の息子が小学の時に「地域に根ざした活動が私の仕事」と思って取り組んで来たことが、この店でまたつなげてくれているからだと思う。
今まで私と同じ考え方をした人達に出会えて来たことはほんとうに幸せなことだった。
PTAの役員の時は本音で話せて協力し合える先生。
お父さんお母さんは地域活動を全面的に支えてくれた。
そして今、店で一番の理解者は元先生。立場の違いはあれ、同じ想いで頑張って来たので、子供の取り組みでは飛んで来て協力してくれる。
この二年間で子供さんの成長をいろいろ見せてもらうことが出来た。
学校が苦しくてこの店に来ていた中一のT君。「和田さん、和田さん」と二回呼ぶのがくせで、私の仕事を喜んで手伝ってくれた。今は元気になって店に来ることはない。でも中学を卒業したらうれし屋に就職すると言っているとか。うれしい。養護学級の小一のS君。レジが打てるようになって自信が持てて、聞き取れなかった言葉が、はっきりしてきて驚いた。興味が次に移って店を卒業。二年間付き合って私からまだ離れられない中三のNちゃんもいる。随分成長したなと思えるけどNちゃんの悩みは重く、私の方が逃げ出したくなる時がある。でも心が優しく、私の店の経営を一番に心配してくれるNちゃんの姿を見ていると、少しでも役に立てることを探していこうと思う。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図

             Takako Taniguchi www.ttow.net

谷口さんの新しいホームページ「ルルヤヤ」です。カリブ海のフランス領マルチニック島で撮られたお子さんの写真などを載せています。掲示板もあり、日本語も使われています。

フランスに来たばかりの頃驚いた事の一つにたばこがあります。 男女共、ものすごく吸うのです。カフェは煙もうもう、高校の玄関では育ち盛りの若者がすぱすぱ。
しかし、政府がたばこ税をぐんぐんとあげている事、肺ガンの死亡率をメディアで取り上げるようになった事などから、禁煙をはじめる人も多くなりました。
先日友人がすっているたばこの箱を見て驚き、あまりのインパクトに笑ってしまいました。
たばこ箱の半分以上を占めるでっかい字で
「たばこ=死」
って書いてあるのです。おまけに黒枠で囲む気合の入れよう。もうたばこの銘柄が見えないくらいそれは大きい文字なのです。死を売るたばこやと、それを買う喫煙者。うーん。この表示には、訴訟を避けるたばこ会社の意図もあると思うのですが、それにしてもインパクト強すぎです

谷口貴子

 日本のごみ焼却炉、1700基以上。地球上の焼却炉の3分の2が日本にあるのです。この「燃やす」ごみ政策に毎年2兆3708億円もの税金がつかわれているのに、ごみは増えつづけ、リサイクル率もたった14%というおかしな日本。世界では毎日2万5000人ものひとたちが餓死しているというのに、日本では毎日50万食分以上が残飯となり生ごみとなって燃やされている、アンバランス。
 燃やせば燃やすほど、ダイオキシンや重金属などやっかいな有害物質をだし、どんどんCO2をだして地球温暖化がすすみ、まだつかえる資源を、灰と毒に変えているのです。
 こうした状況を変えようと、いま、環境保護団体グリーンピース・ジャパンが『ゼロ・ウェイスト』運動をよびかけています。これは、いつまでにどれくらい資源のむだづかいをなくすか目標をたて、モノをつくるときからリサイクルを考え、焼却や埋立をなくしていこうという運動です。9月19日、徳島県の上勝町は2020年までに「燃やさない」ごみ政策を実現すると、日本ではじめて宣言しました。
 私たちにできるのは、燃やすごみをできるかぎり減らすこと。いちばん燃やしにくい生ごみは、家庭で処理できるといいですね。EMぼかしで堆肥化すればプランターでも家庭菜園がたのしめます。そして、無駄なものは買わず、不要品はきちっと分別してだすことでしょうか。紙類は高知市の場合、(1)新聞紙とちらし、(2)段ボール、(3)包装紙・菓子箱・雑誌など汚れていない紙のすべて(雑紙)に分別すればリサイクルされます。

ラーラ