日曜市でのこと、「これ、無農薬ですか?」と聞くと「そんなん絶対に出来ん」とかみ付かんばかりに怒られてしまった。
そうかと思えば、自然農法をされている方に声をかけると喜んで話をしてくれた。
「今まで(環境破壊に)気付かず暮らして来たことが申し訳なくて、自分だけでもと思ってこの方法で作っているんです。遅いかも知れませんが……」という顔は涙ぐんでいた。
高知大でのこと。ひょんなことから、講義を頼まれて行かせてもらった。励ましに行こうと意気揚々と行ったけど100人位の感想文の中に一人だけ「どうにもいやだった」と書いてあるのを見て、ギクッ。重たい宿題をもらった気がした。
また、居眠り、90分楽しくおしゃべりする姿に、どう受け止めたらいいのか正直とまどった。
環境も教育も何処で道を間違えてしまったのだろうと考えると、私はやはり食に行き着く。
私も遅いと思うことが多いけど気を取り直して、来年頼まれている講義までにスローライフ、スローフードの意味を学生さん達にうまく伝えられるように頑張ってみよう。
和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601
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