巨人ビッグフット
北アメリカ大陸の各地で、毎年のように目撃報告が続いている、ゴリラのような謎の生き物です。中国の野人やヒマラヤの雪男など、世界中に有名な仲間がいます。全身が毛におおわれ、身長およそ2〜3m。雑食性で強い体臭があると言います。30cmから40cm以上にもなる大きな足跡が見つかるため、ビッグフット(大足)と呼ばれていますが、先住民族の言葉ではサスカッチ、「毛深い巨人」を意味するそうです。いたずらでニセの足跡や写真を作る人もいるのですが、白人がやって来る前から知られていたのです。この巨体からして、約50万年前の中国にいた猿人、ギガントピテクスの生き残りではないかとされます。特に中国の野人は、この可能性が高いようです。アメリカでは化石が未発見なので、大陸がつながっていた頃に渡ったのかもしれません。巨人の神話・伝説は世界中にあり、ギリシャ神話や北欧神話などには、巨人族が登場します。
しかし常識的には、現代にこれほど広い範囲で、大型の動物が捕まらず殺されず、未確認のままというのはありえないこと(これは他の未確認動物たちも同様ですが)なのです。ビッグフットらしい生き物が、UFOと一緒に目撃されたり、銃で撃たれても死ななかったという不思議な話もあり、チュパカブラのように宇宙人と関係があるという説もあります。実は宇宙人だとすると、地球の自然環境を壊さないように変身?しているのでしょうか……。また、ある種の幽霊や異次元の生き物であり、この世界で一時的に実体を持つのだと考える人もいます。どこからともなく現れ、どこかへ消えていく、そんなイメージと合っていますね。