土佐弁とわたし・その
高知県に引っ越してきてもうすぐ1年。「いかにも地の人」のようにさり気なく土佐弁をしゃべりたくて、ある時は車の中でひとり、またある時はスーパーのレジ(あくまでも素性を知られていない方)にごにょごにょと土佐弁で話しかけてまいりました。本来方言というのは、住んでいるうちに知らず知らずにしゃべれるようになると思うのですが、土佐弁は、すごく難しい。山形県出身の友人としゃべっていたらイントネーションが移ったりしたものですが土佐弁はそれがない。きちんと知らないと使えないのです。(下図参照)結果、『土佐弁を無理にしゃべろうとするニセ関西人』になってしまいました。なんでやねんっ!ではなくてなにいうがで!です。ホンマニ。

  Bun

  貴子さんのホームページ http://yaplog.jp/loulouyaya/

秋になりました。灰色の冬も間近です。今年もごほごほ咳をしたりずるずる鼻水すすったりする人続出。この私も例外ではありません。という訳で今日は病気の話。

愛称(?)ガストロ。辞書では胃腸炎と訳されています。にがい粉薬を我慢して飲めばすぐ治りそうな感じですが、いやいや仏製ガストロにかかったら一生忘れられません。強力です。腹痛、発熱、嘔吐、そして下痢。。。
忘れもしない在仏3年目。ベッドとトイレを往復し、気休めの薬すら口にできなくてとうとうトイレの便器でダウン。往診医を3回呼んで、先生入院させて下さいと泣き付いた程でした。しかし医者にとってガストロなんて全くありふれた病気で、患者がもだえ苦しんでいても笑って取り合ってくれないのです。フランスでは胃腸炎に限らず、風邪ひとつとっても日本のそれより強力な気がします。ヨーロッパの中でも薬服用率(睡眠薬を含む!)が飛びぬけて高いと聞きました。
今年も愛しのガストロに目をつけられないように気をつけねば。

谷口貴子



 まだ2歳の娘がはじめて運動会に出た。「夏鈴ちゃんに見つからないように!」との先生や主人からの注意に私は物陰から物陰へと次々に場所を移動した。とにかく、私を見つけると「おかあさん、おかあさん」と言って泣くのだ。小運動会では、結局泣きどおしで入場行進もかけっこも私が一緒に行った。
 今日はがんばろう!!とそう思っていたのに鼻水を垂らした娘の鼻をついついかみに行ってしまった。結局、泣かせてしまったけれど、その後はひたすら隠れて隠れて…。
 そして、いつの間にか泣きやんだ娘が皆にまじって、うなずきながら歌っているのを遠くから見ていたら、急に愛しさがこみあげてきて、ドッと涙があふれてしまった。それからはもう涙涙!かけっこをすっごいビリッケツで走る娘を信じられないほどの感動で見守ってしまった。
 きっと私は娘の行事のたびにまた泣くのだろう。そう思いながら、久しぶりに嗅ぐ綱引きの綱のにおいや土ぼこりの粉っぽい風を痛いぐらい胸一杯に吸い込んだ。

小笠原まき

・・・その
紙の博物館で開催されていた「ペーパーワークス2002いの」展が、10月6日に終了しました。これは、造形教室の都築先生たちが実行委員になって実現した現代美術の展覧会です。作品の素材は、紙。私たちのペーパーラボも、2年前、オーストラリアからの作家(当時は学生)を初めて高知に迎えた縁で、実行委員に加わり、会期中受付などをさせていただきました。オープニング時は、オーストラリアから3人の作家も訪れ、交流が深まったことにも感謝しています。そのときのレクチャーのスライドで見た作品や、今回の出品作にもありましたが、「アート・ブック」「アーティスト・ブック」と呼ばれるジャンルに、とても惹かれています。私にとって重要なふたつのもの、「和紙」と「コピー」の両方がとけあった世界もつくれるからです。そんなこともあって、アート・ブックの展覧会があれば見に行きたいこのごろです。


伊野町紙の博物館にて
オーストラリアの作家達
(9月22日高知新聞)


記事


久保

土佐和紙の店・ペーパーラボ http://paperlabo.com/
営業:午前10時〜午後7時 吾川郡いの町4010 日曜定休 TEL 088-892-4010



PTAの役員をしていた時の親しい先生が、久し振りに来店してくれた時の会話

 先生「良かった、店がないなっちょったらどうしょうと思って来た」
 私 「私もう一財産できたよ」
 先生「すごい、そんなに儲けた?」
 私 「人の財産よ」

そうなんです。
一年も経っていないのに、有難いことに素晴らしい人達との出会いを頂いたのです。 生産者の方はもちろん、まだお店に来てもらっていない人達とも温かい交流をさせて頂いている(お店をしなかったら出会えなかった人達)。お客様にも日々元気をもらって、ほんとに心から感謝。
自然食品店ということもあるのか、こだわりを持って魅力的な作品を多くの人が作っているのに驚いた。という訳で、自然の流れで我家で作品展が実現。織り体験、版画、絵、吹きガラス、アレンジの花、住まいのコーナー、中庭でランプを灯してギター演奏。みんなで楽しみたいな。
興味のある方はお茶とケーキで「ごゆっくりどうぞ」

11月17日(日)
16:00 〜 21:00
うれし屋 隣家にて

 ギター演奏 18:00/20:00

 参加費 500円
(お茶菓子のご用意がありますのでご予約を)

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図