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都築房子展 ─ 過去・現在・未来 ─
9月13日(日)〜 27日(日)
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このたび、藤村製絲株式会社のご好意により、近代化産業遺産に認定されている社屋の一部、倉庫や蔵などに私の作品を展示する機会を与えていただきました。
この生き物の気配が濃厚に立ち込める空間の力に圧倒されながら、私の作品がどこまで太刀打ちできるのかと不安でいっぱいでした。しかし、この場の力を借りることで、これまで気付かずに来た様々のことを考える良い経験になるのではないかと考えるようになりました。
今回の展示をこれからの制作に生かし、さらに新たな地平を目指して努力していきたいと思っています。
本展開催に関して、「なはり浦の会」をはじめとして多くの方々の多大なご支援をいただきましたことをここに深く感謝いたします。
「過去・現在・未来」
「いのち」
「見はてぬ夢 1938〜2008」
古いアルバムの中に眠っていたこれらの写真は、70年前の中国大陸で撮られたものだ。これらの中国の女性たちは、日本人の兵士たちをどのように見ていたのだろう。彼女たちのまなざしには強い意志が感じられ、70年たった今でも私たちに向けてそのエネルギーを発信し続けている。
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「子どもの時間 1935〜」 |
![]() 「記憶のかたち」 |
土佐和紙とその造形展
7月20日(金)〜24日(火)
【楽しい手作り体験】
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☆個展(1月・高知・さわと) |
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都築房子展・絶望ではなく希望
1月7日(日)〜 28日(日) |
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アートスペイス「さわと」(地図) 高知県南国市八京977 ※旧国道32号線南国市笠の川より 県道白木谷線を3km入った道沿 TEL 088-862-1250 |
私は昨年11月に母を亡くしました。この10年間に両親四人を順々と見送ってきました。そして一方で、同じ月日のうちに次々と新しい命の誕生がありました。このことは、私にとって、死が終わりではなく、次の命へとつながっていくことを強く感じずにはいられませんでした。そして、新しい命は、確実に希望の灯を点しています。命は未来そのものです。これは私の身辺の小さな出来事ですが、今、世界中で戦争や災害や病気などによって失われている多くの命についても同じように考え続けていかなくてはなりません。悲惨な現場で絶望の淵に立たされている人々にとって、いかに希望を持ち続けることができるのでしょうか。希望を明日につなげていくのに必要なものは何でしょうか。この困難な時代を共に生きる全ての人と「絶望ではなく希望」を共有していきたいと思います。
☆個展(5月・神戸・ギャラリーAo) |
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「おわりとはじまり」都築房子展
5月6日(土)〜 21日(日) |
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ギャラリーAo(地図)
神戸市中央区山本通5-1-8 相楽園北門前 阪神電鉄およびJR元町駅西口より徒歩10分 市営地下鉄県庁前駅より徒歩5分 TEL/FAX:078-341-5399 |
☆物部で見るふたり展(11月・高知・奥物部美術館) | ![]() |
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「記憶のかたち」 | 「浄化」 |
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9月12日(月)〜24日(土)
作家在廊日:12,13,18,19 11:00 〜 19:00(18日営業) |
9月13日(火)〜18日(日)
11:00 〜 20:00(最終日18:00) |
「Bodies as Life」
土佐和紙とその造形展
7月15日(金)〜19日(火)
7月16日(土)手作り明かり教室
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─1980年代から近作まで─ 2005.4.1 Friday - 4.30 Saturday
10:00 - 19:00, 日曜定休PAPER LABO GALLERY 企画展 vol.1
ペーパー・ラボ[ギャラリー]
〒781-2110
高知県吾川郡いの町4010
TEL 088-892-4010
FAX 088-892-4012 駐車可
A Body as Life 生命としての身体
Indeed the humans top the food-chain ranking, but also they are animals themselves and have flesh which exists as matter. I would like to care about all the life in this world with love and respect.
人間は食物連鎖の最上位にあるが、その人間もまた動物であり、物質としての肉体を持っている。このことを忘れることなく、この世界に存在しているすべての生命を慈しみ、大切に思いたい。
月曜随想 オランダで紙の展覧会 都築房子(高知新聞8月2日) 高知県立美術館の広告欄(高知新聞7月12日) 「オランダ・ペーパー・ビエンナーレ」(高知新聞6月4日) オランダ・ペーパー・ビエンナーレにおける作品について(会場で配付したパンフレットより)
「All wars are evil!」
「Riding on the Back of a Dragon」
初日朝の会場風景(フレーム対応のブラウザでご覧下さい)
高知ではひさしぶりの個展です。去年亡くなった親しい人への追悼の気持ちを込めて、作品を展示します。 追悼から新地平へ(高知新聞8月24日)
Australian and Japanese artists working with the paper medium |
2003年8月1日 |
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限りなく肥大する欲望から脱却し、魂の浄化と再生を目指すこと。そこに未来への希望が生まれる。 To shake ourselves free from our desires which grow knowing no bounds and to aim at purification and revival of our souls. Thereby is born a hope for the future. ※この写真のように展示してもらいます。 |
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![]() 「purification」 |
nBox・過去から未来へ(7月・文化高知
NO.114)
画像集
新聞記事 |
"nBox"
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私たちの世界・地上
☆個展(2月・大阪・信濃橋画廊
apron)
記憶の家
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![]() 閉塞から解放へ |
古い家の中に閉じこめられた家族の記憶は、時代が通り過ぎてゆく中で、何十年も眠り続けてきた。閉ざされた記憶は、長い間、解き放たれる時を待ち続けてきた。新しい時代の到来。解体された家の中から、あふれでた記憶の数々は光の中に引き出され、散り散りになっていった。
閉塞から解放へ。新しい時のはじまり。記憶は姿を変え、そこに新たな記憶がまた書き込まれていく。物語の再生。記憶の中の家はひたすら懐かしく、思い出は手の中のぬくもり。古い家族の記憶。
私たちの時代
東京で考えたこと東京でものをつくることは難しい。とてつもなく大きなエネルギーが必要だ。何ものかに成り上がりたいというような強い欲望がないと、そのようなエネルギーは生まれてこない。人間がただ何となく存在することを許さない街だ。そのような人間のあり方は、無力で価値のない存在として街のエネルギーの中に飲み込まれていく。
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高知新聞9/22付の記事(約260K) |
given hands
彼の手は彼のものではない。
大いなる存在より、与えられた手である。
目的を持つ手である。
その目的は命を受け止めることである。
ふりそそぐ命の断片をひろい集める役割を持つ。
世界の再生は、その手にかかっている。
Mother
Mother、それはすべての命をつなぎとめるもの。
打ち砕かれた希望をつなぎあわせて、再生が始まる。
![]() 案内のハガキ
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![]() SLEEP 200(H)x60x20(和紙その他 ) |
☆クリキュー展(12月12〜25日・グラフィティ・高知)
「judgment」
☆土佐和紙21ネットワーク(12月2〜16日・いの町紙の博物館・高知)
☆小品入札展(12月9〜29日・さばえ現代美術センター・福井)
「SYMBIOSIS」
☆2001 ZOUKEI 展(11月21〜26日・ギャラリーファウスト・高知)
「View Point No.2」
☆ジーンズファクトリー屋島店・作品設置(10月・香川)
「共生」
和紙その他
ジーンズファクトリー2002年カレンダー
☆病院ギャラリー(10月・病院ギャラリー・愛媛)
「欲望」
和紙その他
☆CAT展(9月・グリーンホール相模大野多目的ホール・神奈川)
☆PAPER WORKS 2001(8月・Wollongong大学・オーストラリア)
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UNIVERSITY OF WOLLONGONG
Faculty of Creative Arts Northfields Avenue
Wollongong NSW 2522 Australia |
☆国際丹南アートフェスティバル2001(8月・武生市民ホール・福井)
☆第7回ハバナ・ビエンナーレ展特別参加記念WASHI.TEN(7月・星ヶ岡アートヴィレッジ・高知)
☆個展(7月・大阪信濃橋画廊)
☆高知市展(6月・高知県立美術館)
☆高知県女流展(3月・高知県立美術館)
百年以上生きてきたこの建物を舞台に物語は始まる。ここには、現代に生きる私たちが隠蔽してきた混沌とした闇のエネルギーが満ちている。通り過ぎていったたくさんの人々の想念がここを特別な場所としている。ここから21世紀に向けて発信する作業を始めようと思う。
1. 門番(1996. 沈黙)
2. 都市(1992. 未来の記憶)
3. 天使(1999. 時の使者)
4. 果実(1993. 未来の記憶)
5. 脱出(1993. 未来の記憶)
6. ケルベロス(1988. 冥府の犬)
7. ATOMIC RAT(1988)
8. ATOMIC SNOW(2000. 時を待つ)
9. 使者(1998. 抵抗)
10. Life(1999)
11. I am here No.4(2000)
12. I am here No.5(2000)
13. HOUSE No.1(2000)
14. HOUSE No.2(2000)
15. SPACE No.1(2000)
16. SPACE No.2(2000)
17. Rat King(1988. ATOMIC RAT)
18. 迷宮(1995)
19. 赤い森(1995)
20. 森にすむ(1995)
旅人を迎える門番は沈黙している。そこに彼らの見るものは、廃墟と化した都市の残骸と、それを見下ろす黒い天使。かすかな記憶の痕跡だけが残されている。時の経過はATOMIC RATがその身にまとった鉛の衣を風化させ、無防備な姿をさらす。ケルベロスに導かれて、さらに奥へと進む。そこには静かに来るべき時を待つ使者たちがいる。彼らの周りに降り続くATOMIC SNOWは不毛の時を刻む。やがて来る時のため、今しばらく待たねばならない。
☆個展(4月16日〜29日・神戸・ギャラリー2001)
☆「Paper Works 2000 INO」展(3月26日〜4月16日・高知県吾川郡伊野町・伊野町紙の博物館)
同時開催「第10回 用の紙展・ペーパーアート」(ギャラリー・コパ)への出展作品
20世紀の今日まで、私たちの文明を支えてきた「紙」は、近年次第にその接点を失いつつあるように思われる。コンピューターの普及などによって単なる記録としてとどめるだけなら、紙は不要になってきている。そして鉄とコンクリートに代表される文明は、生活環境からも紙を徐々にしりぞけてきた。
その結果、私たちの築いてきた文明は、そのあちこちにほころびを見せ、崩壊のきざしすら感じられるようになってきている。 このような今こそ、歴史的時間に耐えうる「紙」という素材を見直す時ではないだろうか。
鉄は朽ちても和紙は残るとさえ言われるほどに、その本来の強さを持つ「紙」は、私たち人間の身体や空間に関わり、精神的な支えとなる物質である。「紙」は人類が長い歴史の中で生み出してきた様々な物の中でとりわけ優れた発明品であるといえよう。ことに和紙は物質としての深さを持ち、日常性と断絶することのない柔らかさと温もりを持っている。
この紙を表現手段として考える時、まず紙の上で思考の物質化が始まる。そして描くことだけでなく、様々な処理による加工が可能である。紙は他の素材では到底考えられないほど多様な加工の可能性を持つ素材である。紙は視覚的対象であると同時に、私たちを包み込む環境そのものといえる。紙を素材として制作を続ける作家にとって、「なぜ紙なのか」という問いは、絶えず自分自身に投げかけられている。作品を制作しながら、その問いに対する答えを個々が見つけ出していかなければならない。新しい紙の造形は、新鮮な驚きと共に多くの新しい表現を生み出している。
2000年の今、表現をすることの意義を深く考え、より豊かな世界を開示していきたいと願っている。
☆「thing matter time 2000」(2月7日〜12日・大阪・信濃橋画廊)
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