今年から私はクロスバイクと呼ばれるタイプの自転車に乗っています。20年以上乗った普通の自転車(まだ乗れます……)がありましたが、より速く走れて運動になりそうだったので、思い切って乗り換えました。クロスバイクは、舗装された道路を速く走れるロードバイクと、山道など舗装されていない道路も走れるマウンテンバイクの中間的な自転車です。それまでの自転車よりも軽く、前カゴが無く、タイヤが細めで、サドルの高さがハンドルと同じくらいで前屈みの姿勢で乗ります。はじめは変な感じでしたが、慣れるとサドルが低い自転車よりもペダルを回しやすくなりました。また、8段変速で坂道や自分の疲れに応じてギヤを選べるので、変速できない自転車と比べてずっと効率がよくて快適です。
一方、カギやスタンドやライトも付いていなかったので後から付け足しましたし、さすがに荷物を運びにくいと不便に感じて後ろの荷台にバッグを付けました。私のクロスバイクは通勤・通学用ということで、泥よけと荷台が付いていましたが、普通のクロスバイクならそれらもありません。以上を含め、普通の自転車、いわゆるママチャリの完成度に改めて気付かされました。必要な装備が最初から揃っている上に、重たい分頑丈で安定していて、太いタイヤが衝撃を和らげ、楽な姿勢で乗れます。そう遠くない数kmの距離をあまりスピードを出さずに走るのに向いています。さらに比較的値段が安いこと自体、大きな利点といえます。
しかし、クロスバイクは自転車との一体感がより強く、スピードを出して気持ちよく走れる感じがします。今はサイクルコンピュータも取り付けて、スピードや走行距離や時間などが乗りながら分かるようにしています。普段は時速20キロくらいで、速く走ると30キロ。必死にこげば40キロですが、危険ですし数秒で疲れるので続けられません。ちなみにロードバイクならもっと軽い上に、より前に屈むことで空気抵抗を減らせるのでさらに速く走れるでしょう。
今のところ、走る距離としてはコンビニやスーパーへの買い物など数km程度が多く、長くてもせいぜい家と造形教室を往復して30kmくらいです。クイックリリースという仕組みで車輪が手軽に外せるので、自動車に積み込んだり、大きな袋に収納して列車や電車に持ち込むこともできます(輪行といいますが私はまだやってません)。そのうちもっと長距離を走ってみたいと思っています。 |