ゆたかな絵というのは、どんな絵でしょうか?
言葉で説明するのは難しいのですが、私の見方では・・・描き手が、描こうとするものに対して「おもしろい」とか「興味深々」な様子が見ているこちらまで伝わってくるような絵です。
見ただけで「豊だなあ」と感心してしまった絵2点をご紹介します。
これは、クレパスの特長もあるかもしれません。クレパスは手で直接にぎって、ぐいぐいと描くため、線や面に厚みがうまれてダイナミックな印象を与えることができます。
みなさんも経験済みだと思いますが、クレパスを使って絵を描いていると、当然手が汚れてきます。でもそんなことも忘れて、ぐいぐい塗っている時間は、子どもにとって貴重な時間であり、大人である私にとっても非常に快感です。
クレパスのにおいがイヤという子どももいるかもしれません。
でも、こういうにおいを知っていることは、決して損にはならないと思いますよ。
クレパスは色と色を混ぜたり、一度塗ったところを削ったりすることもできます。
いっそもう手は汚れてしまったわけだから、クレパスのかすを集めてつぶしてみましょう。そして丸めて、画用紙の上でのばしてみたら、おもしろい形ができるかもしれません。 |