5月20日(日)県立美術館で「シャガール・愛の物語」展関連企画として、「シャガール体操」のワークショップが開催されました。
「美術館の中庭で体操?」とまず疑問を持った方が多いと思います。シャガールの絵画作品をただみるだけではなく、音楽に合わせて、自ら絵画の中の人物と同じポーズをとってみようという試みです。高知新聞の広告もインパクトがありましたね〜。
「自分は体が固いから」「恥ずかしい」「勇気がない」など遠慮される方も多かったのですが、見学者も含め、当日は多くの方にお集りいただきました。それにしても、皆さん余裕がないのか、笑顔というより、表情が固く、真剣そのもの!
講師である高橋唐子さんの解説を聞きながら展示室で絵を鑑賞した後、中庭に出るとちょうど小雨も止んでおり、気持ちのよい体操日和となりました。
高橋さんは、2003年に静岡県立美術館でロダン彫刻のポーズをとる「ロダン体操」を制作して話題となりました。今回、この展覧会に合わせて、神奈川県からやって来られました。一緒に来られたインストラクターの松本郁さんともども、実は私の大学時代の友人です。
個人的な感想としては、高橋さんの持っているよさがそのまま作品(体操)になっていたような気がしました。彼女の美術に対する考え方が、自然と「体操」という表現にたどり着いたのだなあと感心しました。高橋さんの「ベラ、ベラ、I love ベラ〜」という声は妙に耳に残り、夜になっても私の頭の中を回っていました(ベラはシャガールの奥さんです)。
勇気を持ってご参加くださった教室の生徒さん、関係者の皆様、本当にありがとうございました。そして高橋さんの次なる作品にも期待しています!
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