先月から今月にかけて、希望者が藁工ミュージアムの「トマトアートフェスタ」や黒潮町にある砂浜美術館の「Tシャツアート展」に出品しています。
思わず「いいね?!」と思ってしまう作品が数々あり、「井関賞」や「国吉賞」をあげたくなります。これらのコンクールの結果は、いわば「宝くじ」のようなもの。入賞すれば、もちろん「すごい!!」のですが、賞に入らなかったからといって、決して落ち込まないでください。たとえば、トマトを実物そっくりに描くことも大切なのですが、「トマトに顔があったらどうなるだろう?」「トマトがチョコの味だったらいいのに」「もしもトマトが武士だったら…」など、子どもらしい発想で表現できているかという点も重要です。それらは絵からにじみ出て、自然と見る側に伝わるものなのです。
まずは毎回の課題に、一生懸命取り組んでみましょう。工作で手先を器用にすることで、自然と絵にも奥行きができ、観察眼が身に付きます。また自分の感情を物や紙の上に置き換えることで、創作する喜びに触れていってほしいと考えています。
「描く力」と「表現する力」両方を伸ばしていきましょう。きっといつか何かのコンクールで、絵の神様が見てくれているはずです。
トマトが切られる瞬間のスリルが伝わってくるユニークな作品です。国吉賞! |