店の前にかまどを据えてみて、日本の食文化の奥深さを知った。釜のジケ(油)を取るのにはさつまいもで、檜のせいろうの匂いは水につけて取るなど、自然の物を上手く利用して、環境や体を壊さないやり方だ。だから、灰まで利用して、こんにゃくの凝固剤にしたり食器を磨いたりするので、ダイオキシンが発生する新聞などで火を着けないそうだ。昔の人の知恵には感心させられる。 釜を使って初めて、5月25日に餅つきをした。子供達30人位、大人15人位。私は釜が使えるようになるまでの準備がけっこうたいへんだったので、餅つきが嬉しくてしかたがないのだが、子供達は木工教室で3時間、休まず集中して作品作りに挑戦していた。その姿に大人は感動。和太鼓もドンドンと打って楽しい「うれし屋祭り」だった。 あっそうそう、薪と木のせいろうで蒸した餅米をきねでついたお餅の味は最高でした。やっぱり昔ながらが一番。
和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601 → 地図
(2)
「台所のマリアさま」(著者:ルーマー・ゴッデン/絵:C・パーカー/訳:猪熊葉子 出版社:評論社 ※研究社出版からも出ています) ロンドンに住むグレゴリー少年は、感受性が強く、コミュニケーションが苦手で、内側に閉じこもりがち。そんなグレゴリーが、お手伝いのウクライナ人、大好きなマルタのために、安らぎの象徴となるマリア様をプレゼントすることになります。しかも、手づくりで!(造形教室みたいです!) グレゴリーがマリア様をつくってゆく過程は、まさに火花と涙の世界。ものをつくる喜びと、自分の限界にいどむ勇気は、読んでいる私たちをも、世界にたったひとつの作品づくりに引き込みます。その途中で、グレゴリーは、まわりに助けを求め、自分ひとりだけでは得られなかったものを手にしながら、完成へと進んでゆくのでした。 ゴッデンは、幼少期をインドで過ごしたイギリス人です。やがてイギリスへ帰国したものの、その環境になじめず、ふたつの国のあいだで揺れ動きながら成長しました。子どもを主人公にした物語も多く、弱い立場の人たちへの深い共感が込められています。
土佐和紙の店・ペーパーラボ http://paperlabo.com/ いの町4010 電話088-892-4010 FAX088-892-4012 午前10時〜午後7時 日曜定休
ZOUKEI通信の9号で、ご紹介した学校のプールの結果報告です。12月から今まで、EM活性液を3、4回入れ、長期の休み以外は、だいたい週に一回とぎ汁の発酵液3.5?を子供に持たし、先生にプールに入れてもらっていました。そして、5月29日、いよいよプール掃除の日となりました。 水を抜く前のプールの状態は、大プールは下まで透き通って、底でゴミや土のようなものがユラユラしていて、小プールの方は、水は緑色に濁っていて、ちょっと不安な感じでしたが、放水され、水がなくなったプールを見て、もう大感激!思わず舞い上がってしまいました。小プールの底には少し汚れが残っていましたが、大プールは、本当に、洗ったようにきれいでした。 担当の先生からも、「いつもは水道のパイプにも藻がこびりついて、落とすのに大変なんです。20年間やってきて、こんなにきれいなのは初めてです。びっくりしました」というコメントをいただき、EMの効果は目に見えて、明らかでした。 約1時間半、はしゃぎながらも6年生ががんばって掃除をしてくれ、通常は、その後先生方が総仕上げをするのだそうですが、今年は「しません」との事でした。 私も初めての取り組みで正直、不安もありましたが、こんなに効果がでて本当に良かったと思っています。これをきっかけに、学校の環境学習などに結び付いていってくれたらと思いは脹らんでいます。そして、このプールの水が江の口川に直接流されたのも大変うれしい事でした。
小松加世子(090-1176-3884)