・・・その12

 いつのまにか季節はめぐりめぐって、紙やの仕事をつづる連載も一年を迎えました。春3月の高松でのデパート物産展では、造形教室の招き猫が予想以上に人気となり、その後、鰹を持ったかつお招き猫もお目見えしています。GWは松山市のギャラリー「リブ・アート」にて、和紙の実用品を集めた「和紙-WAGAMI」展に出展するので、今はその準備をしているところ。参加者は、高知からはペーパーラボ、九州からはバッグデザイナー・おおばやし陽子さん。愛媛からも和紙関係のお店や工房の方々、絵手紙のグループといった、多彩な出展者・作品が集まりそうです。おおばやし陽子さんとは、10年近く前、彼女が高知にいた頃からのお付き合いで、今回久しぶりにご一緒させていただきます。初めての松山、どんな紙や商品が喜ばれるのか、反応が楽しみ。連休中、お近くへいらっしゃる方は、ぜひお立ち寄りください。

久保

土佐和紙の店・ペーパーラボ http://paperlabo.com/
いの町4010 電話088-892-4010 FAX088-892-4012 午前10時〜午後7時 日曜定休

 [イベントご案内] 「和紙-WAGAMI」展
 場所 ギャラリー リブ・アート(松山市湊町4丁目12-9 TEL089-941-9558)
 会期 4月24日(木) 〜 5月5日(月) ※4/30は定休日
 時間 午前11時 〜 午後7時



 今回、どんな内容にしようかと思っていたところ、3月25日(火)の高知新聞朝刊に米のとぎ汁EM発酵液の記事が大きく掲載されました。
 幡多郡大方町と佐賀町の主婦たちの口コミで広まり、15年度一般会計当初予算に関連予算を計上し、EM培養装置を購入予定。住宅密集地をモデル地区に指定し、EMを活用してヘドロや悪臭を追放していこうというものです。
 これまでEMという言葉が少しずつ広まりつつある中、米のとぎ汁EM発酵液は、なんとなく遠慮ぎみに影に隠れた存在だったのですが「ようやく表舞台にでてきたか」という感じです。
 前にも書かせていただいたように、米のとぎ汁は生活排水の中で、特に汚染の原因になるそうです。そのとぎ汁をEMで発酵させる事によって、浄化源になり、家庭の中でも、安価で尚かつ、予期せぬいろいろな効果をもたらしてくれるので、使い始めると本当に楽しくなってきます。河川を汚して浄化する事を考えるよりも、汚さないという意識で楽しみながら実践してみてはどうでしょうか?
 今回の記事は、ひとりひとりの小さな心がけが、現実に大きな取り組みにつながっていくという事を改めて教えてくれているような気がしました。

小松加世子(090-1176-3884)



お店で三歳の男の子がケイタイ電話をしているのを見て「頭によくないので辞めようね」と言って、お母さんには電磁波の影響が強いので外国では子供に禁止している国もあることを話した。お母さんは「知らなかった」と驚いていた。私も専門的な知識がある訳ではなかったけど、丁度その日に、医大生が来てくれたので聞いてみた。
頭の形が丸いので、電磁波の屈折が脳の中央一点に集まるため、脳腫瘍の危険があるそうだ。
それから風邪薬は怖いので飲まない方がいいとも。失明の危険があるそうだ。そういえば前回のバイタルチェックをした時、風邪薬を飲んだ人の血液はズタズタに傷ついていた。
それと、検診も気を付けないと病気を生み出すことになるそうだ。じゃあどうしたらいいの?
私は、玄米菜食にして病気にならない体をつくるように気を付けて、(もう十分、病体だけど) もし癌になれば東洋医学の先生にお願いしようと思っている。 末期癌が治った知人をお手本にして……。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図

デニス・ウエイトリー作(この詩は昨年寄稿していたカノンさんのお薦めです)
きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聴いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
さもないと、いつか子どもはあなたの話を聞こうとしなくなる。
子どもの悩みや要求を聴いてあげよう。
どんなに些細な勝利の話も、どんなにささやかな行いも、ほめてあげよう。
おしゃべりを我慢して聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。
子どもに何があったのか、何を求めているかを見つけてあげよう。
そして言ってあげよう、愛していると。毎晩 毎晩。
叱ったあとは、必ずだきしめてやり、「大丈夫だ」と言ってやろう。
子どもの悪い点ばかりをあげつらっていると、
そうなって欲しくないような人間になってしまう。
だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、
子どもは自分を成功者だと思って育つ。
きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聴いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
そうすれば、子どももあなたの話を聴きに戻ってくるだろう。


★美和クランマーさんは、造形教室の卒業生でアメリカのニュージャージー州に住んでいます。
 アメリカ人の夫と3人の子どもの5人家族です。これからも時々、原稿を送ってくれることに
 なっています。

街の小売店の店先には、春の訪ずれを感じさせる色とりどりの花束とイラクの戦場を語る写真が一面にのっている新聞が何種類か並べられています。組み伏せられているイラク兵や泣いている子供の写真は静かに、しかし強烈に私の心に訴えかけてきます。
2月のはじめ頃、ニューヨーク、ニュージャージーにテロ警報が出され、3月には戦争及びテロ警報になりました。なるべく観光地には行かないようにと言われ、地下鉄内や橋、トンネルでのテロを警戒して、タクシーを使う人々でタクシー乗り場は長蛇の列。子供達のマンハッタンへの遠足は無期中止。マディソン・スクエア・ガーデンでのセサミストリート・ショーの遠足を2日後にひかえ、楽しみにしていた長女はがっかりでした。市の教育委員長から各家庭に通達が出され、非常時の学校への連絡方法や、子供達をどこに避難させる予定か、子供達を保護する為の充分な食糧と水が用意されていることなどが書かれてありました。ニューヨークでは、街角やバスターミナル、駅などいたるところに銃を持つ米兵がパトロールしていて異様な雰囲気です。しかし、彼らによって、人々は大きな安心感を得ているのも事実のようです。子供達が高熱を出したり、吐いたりするたびにまさかテロでは?と心配します。テレビのチャンネルを替える時に映る、一瞬の戦場の映像に反応する子供達への対応も私を悩まします。子供達には、平和の望み、命を尊ぶ大人に成長してほしいと思います。そして彼らのために未来の世界が平和であってほしいと切望します。

美和 クランマー


 平和をねがう世界中の人々に逆らい、石油とイスラエルのためにブッシュはイラク侵攻を強行しました。戦争は、最悪の人権侵害かつ環境破壊なのに。
 今回もまた、原子炉の燃料かすでつくった劣化ウラン弾が使われたそうです。
 12年前の湾岸戦争で、イラクに落とされた劣化ウラン弾の放射能の総量は、広島に落とされた原子爆弾の10000倍以上(3月30日の『地球村』高知主催イラク・アフガン緊急報告会より)。そのせいか、放射線障害と思われる白血病や癌がイラクで急増しています。異様にふくれた頭部や腹部をしたひとの映像を目にされたことはありませんか? 前線にいた合州国の元兵士にも同じ症状が…。

 ネットワーク『地球村』
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 こうして、戦争をあやつる人間ではなく、戦場にいる人々がいつも敵味方なく傷つくのですね。
 ウランの半減期はなんと45億年(同報告会より)。地中にしみこんだ放射能でイラクの国土は、半永久的に汚染されたままです。いえ、地下水に国境はありません。人々のいのちを奪いたくさんの戦争孤児をつくりだすばかりか、地球そのものをいためつけています。結局、突然変異ウィルスSARSは、ばかな人間がつくりだしているのです。
ラーラ