・・・その11

 さて、3月は高松のデパートで物産展。そしてGWには、急きょ、松山のギャラリーでもグループ展のような形で開催させていただくことになり、あわただしい春です。高松へは、さっそく造形教室の招き猫をもって(連れて?)行くので、反応が楽しみ。このイベントに出るのは今年で3回目。招き猫のほかに、こいのぼりやコサージュなど、造形教室関連の商品も多くて、手づくり感を出した品ぞろえになっていると思うのですが。そうそう、和紙のライトも、教室にお願いして木の台を作っていただきました。ペーパーラボにとって、長年の悲願だったオリジナルのライトが、やっとやっと形にできたことを喜んでいます。他県でのイベントは、またとないリサーチのチャンスでもあります。いろんな手間や経費を考えれば楽ではありませんが、続けることで広がっていく人のつながりやアイデアが、ものづくりを後押ししてくれるのでしょう。

久保

土佐和紙の店・ペーパーラボ http://paperlabo.com/
いの町4010 電話088-892-4010 FAX088-892-4012 午前10時〜午後7時 日曜定休



 少しずつ気温もあがって、春めいてきました。EMも活動的になり、いろんな効果が期待できます。そこで今回も家庭での活用法を紹介したいと思います。
 EMの原液を水で薄めて希釈液を作ります。その希釈液を布団に、表面がビショビショになるぐらいスプレーし、陰干しをして下さい。乾きが早いので、できれば一時間ぐらいして裏も同じようにスプレーをして干して下さい。枕も同じです。
 こうすることによって、静電気がカットされ、綿や羽毛の復元力が増し、ふっくらしてきます。また、嫌なニオイを抑え、防カビ、防ダニ効果も期待できます。
 家庭でできる簡単な布団のクリーニングといった感じです。
 又、ジュータンに希釈液をスプレーして、掃除機をかけると、小さなゴミや髪の毛が取れやすくなり、静電気を抑えるのでフワフワ感がよみがえってきます。ぜひ、おためし下さい。

小松加世子(090-1176-3884)

 徳光和夫とラーメン

去る土曜の午後、テレビで「元祖ラーメン伝説」という番組をやっていました。司会は涙もろい事で有名な徳光さん。さっそく日本各地のおいしいラーメンのサクセスストーリーで泣いておりました。もちろんそれを見て私も泣きました。そして案の定、番組の途中でラーメンを食べたくなって、近所のラーメン屋さんに走りました。お昼はとっくに過ぎていたのにほぼ満席。徳さんの涙すら忘れて、食った食ったと満足してレジに向かったらびっくり!そこには長蛇の列が。午後三時をまわっていましたが、ちょうど番組が終わった頃でした。その光景を見た瞬間、お店の中のお客さんたちが「同士」のように感じられて、胸に熱いものが込み上げてきました。「みんな〜っ、徳さんの番組見たんだね〜!」「そうだよ〜〜っ」という私とほかのお客さんとの楽しげな?掛け合いを想像してしまい、レジでお金を払う時には、私の顔には薄ら笑いすら浮かんでいました。

Bun

 3月に入ったある日のこと、何気なく口ずさんでいた娘の唄が、私の泣きのつぼを思いっきりついてきた。そう、あの歌。卒園式にどの幼稚園でも歌われるあのうた。「いつのことだか〜思い出してごらん〜♪」だ。私は娘と一緒に歌いながらムネのおくからわきあがる「大きくなって…」という想いにひたってしまった。
 造形教室に勤めていた頃、3月に入るとよく生徒さんが口ずさんでいた。私はそれを聞くたびに卒園する園児の母の心境になってじ〜〜んとなったものだった。
 まだ、うちの娘は2歳半。卒園どころか年少にも上がれない歳なのに、これだけ感動させるこの歌ってなに?きっと、あの歌には女心をくすぐる何かひそんでいるにちがいない。そして、やっと母となった私は、ついに本物のあの歌の感動を味わうのだろうな。あ〜ぜったい大泣きや〜。
小笠原まき

         Takako Taniguchi www.ttow.net

地下鉄駅構内の巨大広告を眺めるのが好きだ。先日ド迫力だったのは農畜産物展示会の広告だ。3バージョンあり、一つは巨大野菜の森を人間がサイクリングするさわやかもの、もう一つは肉の海岸を船が通るという不気味もので、血のにおいがただよわんばかり。
田舎の友人宅で。飼い猫が私の目の前に来て、捕獲したのねずみを食べるのを自慢げに見せてくれた。のねずみの黒くてまんまるの目がうつろになるまで散々転がしたり放り投げた後、頭からかりかりと皮もしっぽも丸ごと平らげてしまった。かわいいねこちゃんの奥底にひそむ野生に完全に圧倒された。
肉の海岸をナイフとフォークを手に舌なめずりして散歩出来るかどうか。私はベジタリアンではなく肉食人に嫌悪感を起こす事もない。いい悪いじゃなく肉食人と草食人って根本が違うかもと、肉食国に暮らしつつ日々感じる。狂牛病以来、フランスでも自然食や菜食主義者が増えたようだが。
巨大広告3つめのバージョンは、チーズの岩場とミルクの川でカヌーをするというもの。全くおいしそうで、岩場にかじりつきたい!フランスの乳製品ってもったりと濃くて、それはそれはとてもおいしいのです。

谷口貴子



ニュージーランドに行って一年になる息子からの電話で「全くストレスを感じない」と聞き、やっと親の責任を一つ果たせたと思えた。私の子育ての反省も多々あるが、日本にいる時とは別人のように生き生きしている。
女子高の日本語の先生のアシスタントをさせてもらっているそうで、生徒さんから「裕平は間違いばかり教える」と言われるとか。そりゃあそうでしょ。日本語も英語も全然ダメだったのだから……。それでも生徒さんからは「ハーイ裕平」とみんなから声をかけてもらっていると喜んでいた。
日本では、資格のない人が教えるなんてことは考えられないことだ。ニュージーランドの懐の広さに心が解放されているのだと思う。息子にとって、本音とたてまえを使い分ける日本に息苦しさを感じていたのかもしれない。
私の回りでも不登校、自傷行為、自殺の子供さんが増えてきた。アメリカが戦争をすれば、経済はさらに悪化し治安はますます悪くなるとか……。どうしたら子供たちを守れるのか、小さな店で一人日本の行く末を案じている。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601地図


 先日、高知緩和ケア研究会に参加してきました。緩和ケアとは、末期癌など病気からくる心身の苦痛をやわらげ、その人の気持ちを尊重する医療のありかたです。いままでの医療がいかに患者不在だったかを問い、これを改革していく運動でもあります。高知市内には、緩和ケアを目的にしたホスピスが3か所あり、会員は300人ほどいるそうです。この会は、医療従事者以外の方も歓迎なんですって。

高知緩和ケア研究会
〒780-8121
高知市葛島1-9-50
(高知厚生病院内)
TEL 0888-84-6470
FAX 0888-83-1655

 今回は、東京の聖路加国際病院から小児科の医師がまねかれ、こどもたちの緩和ケアが紹介されました。とはいえ、こどもの白血病や癌はおとなのそれとは全く性質が異なるので、80%位は治癒するそうです。だから、「あの子、白血病だって。かわいそうに…」なんて、まわりの人が勝手に決めつけてはいけないんですって。それから、10才にもなると、きちんと話せば、病気のこと治療のこといのちのことを理解できるので、知らされずにいるより、治療を受けるエネルギーも適応度も高くなるそうです。こどもは一人前として遇されるとき、年令以上の力を発揮するのでしょうか。それと大切なのは、両親や兄弟姉妹もよく理解して、応援の体勢をつくること。そのために、医師はその子や家族との、話し合いと合意に時間をかけるそうです。また、どうしても回復がむつかしい場合は、絵本などをつかって、治療に限界のあることや別れを受け入れられるようなかかわりをもつそうです。絵本『ぼくのいのち』『わすれられないおくりもの』がお勧めです。では、また。
ラーラ