その3 都築房子

 2日目の夜は、上信越自動車道の新井パーキングエリアに車を停め、そこから徒歩で駐車場の裏手に出て、背中合わせになっている道の駅(これは一般道)の中にあるスーパーホテルに宿泊しました。このホテルの仕組みは初めての経験で、とても合理的にできていると感心しました。無理に高速道路のサービスエリア内にホテルを造らず、車を置いて人間だけ一般道へ移動させることで、利用者はより自由なサービスを受けられる仕組みで、とてもうまくできていると思いました。そして、翌朝も歩いてパーキングエリアの車に戻ると、再び長いドライブが始まりました。紅葉までにはまだ間がありましたが、長野県の山岳地帯を走り抜ける高速道はとても魅力的で、平日のため道もすいていて快適でした。あっという間に名古屋、京都と通り過ぎ、思ったよりも早く淡路大橋までたどり着くことができました。そこから四国に入るとちょっとホッとしてきて、高知に帰り着くのが待ち遠しい気分でした。
 今回、こんなに長距離ドライブをしても前日が休日だったため南国のインターを降りる時に表示された金額が驚くほど安く、本当だろうかと不審にさえ思うほどでした。
 思いつきで始まった今回の旅は、私たちに思いがけず広い世界を見せてくれて、現実に体験することの大切さを痛感しました。現代はインターネットやテレビの映像などでたくさんの情報は手に入れることができますが、実際の旅はもっと豊かなものだと思い知らされました。またどこかに出かけたいと思っています。