アメリカの巨大な鳥

最近アラスカ州で、広げた翼が4.6mもある巨大な鳥が目撃されました。2つの村の住民が証言しており、最初は飛行機かと思ったそうです。大きなオオワシの大きさを見誤ったのだろうと言う生物学者もいますが、目撃者らはオオワシの体にあるような白い毛は無かったと言っています。飛行機で飛んでいたベテランパイロットが、乗客と一緒に見た例もあり、ワシを見慣れている人々が間違えるとも思えません。
アメリカでのこのような目撃は他にもあります。有名なのはイリノイ州のものです。1948年に軍人を始め多くの人が目撃、更に77年には黒い2羽が現れました。恐ろしいことに、この時遊んでいた10才の少年をさらおうとし、1mほど持ち上げたまま十数m飛行したそうです。幸い、2羽は諦めて飛び去りますが、数日間に渡り目撃されました。5日後、湖で釣りをしていた親子がフィルムに収めます。しかし、正確な大きさや種類は判りませんでした。北米の先住民には雷雨を起こすという巨大な鳥、サンダーバードの伝説があり、その中には子供をさらうという話もあります。また、イリノイ州では巨大な人食い鳥を退治する伝説があるのです。
約一万年前の北米にはテラトルニスという巨大な鳥がいたので、その生き残りとする説もあります。鳥は体を軽くするために骨が空洞でもろく、死骸や化石が残りにくいものです。とはいえ、こんなに大きいのになぜもっと見られないのか、普段どこで何を食べているのか等、謎は尽きません。