毎日、幼稚園に娘を迎えに行く楽しみの一つが連絡帳だ。私は待ちきれずに信号待ちの車の中でそれをひらく。そこには私の知らない娘の世界が広がっていて、親が思っているほど幼くはないというということを思い知らされる。友達にかみついたことが書かれていて度肝をぬかれたこともあったし、先生と娘のやりとりに大爆笑したときもあった。
先日、一週間ほど風邪で休んで久しぶりに登園した日の連絡帳には、こう書かれていた。“カリン!カリン!と呼んでみんな大喜びでお世話をしたがります。”看病疲れの私の心は一気に晴れ上がり娘に広がる友達との世界に感謝の気持ちで一杯になった。そして、小さいながら友達をつくっていく子供達をとても頼もしく思った。
娘の連絡帳は、もう3冊目が終わろうとしている。今は私たち親にとって楽しいその帳面を、いつか娘が大人になって読みかえした時、また再び輝くだろう。その時まで、大切に大切にとっておこうと思っている。

小笠原まき

今年も暑い夏がやってきました。今号では子育てのアイディアを一つご紹介します。
ご存知かとは思いますが、夏は午前中に子どもを遊ばせておいて、お昼寝させるのが子どもにも大人にもおすすめです。子どもは午前中、家の外に出て身体を動かしておくと、お昼お腹が一杯になったあとはスムーズにお昼寝ができるようです。
うちの子どもが小さかった頃、夏の午前中を過ごすところといえば、図書館か川、近くの公園・・・だったような。なかでも、県立図書館はお城の近くにあるので、行き帰りにお城のお庭も散策できておすすめです。子どもができてから久しぶりに行った子供室には、懐かしい本が、ちゃーんとありました!「お久しぶり!」って思わず本に声をかけたくなるような、そんな気持ちになったものです。また、素敵な国内外の絵本も沢山出ています。次から次へと表紙を見てはこれも読んでみよう、次はこれ!と、子どもそっちのけで絵本の世界に没頭してしまうこともしばしばありました。
本を読むことの効用はいろいろといわれていますが、まずは、なんてきれいな色遣いなんだろうとか、いいお話だなあ・・と心を動かされる本に大人が出会うことです。次に子どもに読み聞かせているときその感動が伝わりコミュニケーションも広がるのではないでしょうか。はじめは大人が感動した本を子どもにすすめますが、すぐに子どもから楽しい本をつぎつぎ紹介されますよ。

カノン


最近の出来事。早朝、犬の散歩の途中で川に横たわっている人の死体を見た。鑑識の人達が事件性があるか調べていた。夕刊にも次の朝刊にも載らなかった。「載らない記事もあるんだ」テレビや新聞の報道が全てではないことを改めて知らされた思いがした。
報道と言えば、忘れることが出来ないのが松本サリン事件で犯人扱いされた河野義行さん。河野さんのことを思い続けていたら、知り合いの人が河野さんの講演の話を持って来てくれた。思いが通じた瞬間だ。「私にその講演をさせてほしい」とお願いをした。これからのたいへんな時代を考えるのには河野さんがピッタリだと考えていたから…。
店に来てくれるかわいい小さなお客様を見る度に、少しでも住みやすい環境にしなければという思いがあるので頑張ってみようと思っている。それも子供たちと。
協力して頂ける方は是非ご連絡をお願いします。

和田佐知子/うれし屋 tel:845-5601 → 地図

  紙のしごと・・・その
8月はペーパーラボがお引っ越し!?といっても建物は同じ。建物の改装のため、西側の部屋に移動することになりました。電話も同じですが、入り口が変わるので、最初はとまどいそうです。今度の場所も、昔ながらの木づくり。時代劇に出てくる呉服屋さんみたいな感じです。以前は何に使われていたのかなぁ。ここなら、ラボのお客さんが喜んでくださるアンティークの薬棚や長持ちなどが、今よりも似合うかもしれません。古い木の壁に、和紙の色も映えるのではないでしょうか。どんなお店になるか、私たちも楽しみです。しかし、同じ屋根の下とはいえ、夏の引越しは大変ですね。

ペーパーラボ
吾川郡いの町4010 営業:午前10時〜午後7時 日曜定休
TEL 088-892-4010  ホームページ http://paperlabo.com/
久保


あるジャーナリストが国際結婚についての本を書くとかで、カリブ海の島出身の夫と極東の島出身の私の事を嗅ぎ付けて取材に来た。一部の人は国際結婚についてマイナスのイメージを持っているとジャーナリストは言うが、私達は毎朝目覚めては「ああ、国際結婚なのだ!」と実感する訳でもなく、何をするにも文化の壁にぶち当り頭を悩ます事もない。違った土台を持つもの同士がひとつ屋根で暮らすといのは、話し合い喧嘩し、譲ったり譲れなかったりのくり返しだが、これは同じ町内で生まれ育った幼馴染みの結婚でも同じ事だろうし、うまくいかないカップルは国際結婚であろうがなかろうが離れていく。取材中、ふと子供の頃ともだちのおうちに泊まりに行った時の事が思い出された。ああちゃんちは近所にあっても私にとって小さな外国だったし、ああちゃんのお母さんが作ったごはんの味は異文化の味がしてた、んだと思う。

谷口 貴子