コーラル・キャッスル

アメリカのフロリダ州には、60年前に作られたふしぎな建物があります。硬いサンゴの岩を1100トン以上も使っているので、コーラル・キャッスル(サンゴのお城)と呼ばれています。奇妙な形をした大きなサンゴ岩のオブジェ、何トンもあるブロックから成る城壁、9トンもあるのに子どもでも回せる精巧な門、ギザのピラミッドの石より重い岩たち……その最大のものは35トンと見積もられています。

作った人
東ヨーロッパ、ラトビア生まれのエドワード・リーズカルニンという人です。なんと、エドは1人で20年もかけて、お城を作りあげました。現代のような大型の建築用機械がないのに、どうやって重い岩を運んで組み上げたのか。人目をさけるため、ランタンの明かりで夜中に働いたというのですが、危険な作業だったことでしょう。お城は一度、16キロもの距離を引っ越しました。この時はトレーラーでサンゴの彫刻を運んでいるのですが、乗り降りさせるところは目撃されていません。
結局、エドが50年前に亡くなって以来、今も建築方法は謎のままなのです。


Coral Castle
http://www.vonjourcaux.org/linkj/Jcoral.html
ホームページ(英語)
http://www.coralcastle.com/