●ZOUKEI SHOP について

このショップは、もともと造形教室という子どもたちに絵や工作を指導する絵画塾から出発しました。
そこでの活動が様々にひろがりを持ち、生活のいろいろなところに発展していきました。
干支、おひなさま、まねき猫といった季節ごとの飾りや、椅子や服、リースなどの生活用品など、それらへ広がることで、造形活動を続けることと、同じくらいのウエイトでこうしたものの制作が多岐にわたり提案されてきました。
日々の暮らしを丁寧に生きることは、充実感があり、幸福であると言えます。
こうした生活を目指して、造形教室も、ZOUKEI SHOPもともに存在していると思われます。
日々成長していく子どもたちや、変化し続ける社会に対して、より良く生きることを目指して努力していきたいと考えています。


●再生服について

今、世の中には、古い着物で作られた服がたくさん出回っています。そしてそれらの服は、結構高価で、大量に販売されています。
私たちは、こうした現代の流れの中で、本質的な問題について考えてきました。
古い着物は、今やどこの家にも残されていて、それが再び着られることは滅多にありません。ゴミとして捨てられてしまうこともあります。昔の人が大切にしてきたこれらの着物を、もう一度現代の生活の中で活かしていく方法を探るうちに、手で縫って作る服に行き着きました。
元の着物は、すべて人の手によって作られています。ですから、それを再生するためにも機械によらず、人の手で作り上げたいと思いました。そして、洋服の作り方ではなく、着物本来の作り方にできるだけ近い方法で服にしたいと考え、その結果、不思議な形の服が出来上がりました。
できるだけ着物の直線を活かして、楽に着られる服。
その服を身にまとうとき、どこか懐かしい感じのする服。
私たちの目指す服づくりが始まりました。